中学・高校時代、歴史の授業が大嫌いだった。
今ではむしろ好きな分野だけれど、一番覚えなくてはいけない学生時代に嫌いになったためか、悲しいかな私は一般の人より歴史に疎い。

人のせいにしてはいけない事は重々承知だけれど、でもやっぱり出会った教師が悪かった(^_^;;;
テストで年号ばかりを記憶させられたから嫌いになったのです。「いい国(1192)創ろう鎌倉幕府…」なんて覚えさせられても、ちっとも面白くない。
だから年号を覚えさせられるたびに「オマエハ、ソレヲミテキタノカ?」なんてバカな事をブツブツ言う不良学生になってしまったのだ!〔人のせいにするどころか、ここまでくると正に曲解の極みですね(^_^;;; 〕

年代の丸暗記などではなくもう少し興味深い話し、例えば「この歴史だって君たちが覆すことも出来るんだよ?」なんて言ってくれたら、思わず「エッ!? ドウシテ?」って思ってもう少し授業に熱中したと思うのです。

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そんな事をこの本は教えてくれます。
竹内薫著『99.9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方』(光文社新書)

科学の世界を分かり易く書いてあります。
今年の2月に初版が発刊されたのですが、数日前に惑星ではなくなってしまった冥王星のことも、あの星が惑星であるのは限りなくグレーだと書いてありました。

……100パーセントわかってはいないのに、100パーセントわかったかのように強制的にみんなに教えてしまうと、だれもが先入観をもってしまって、疑問に思う人がいなくなってしまう……(本文より)

歴史だって教えてる側が誰かの受け売りなんだから、「ダレ誰は××資料を元に鎌倉幕府は1192年に始まったと言っている。でも、違うかもしれない…」なんて言ってくれれば、歴史好きの少年が増えて「よし、俺がその定説を覆してやろう!」なんて本気で歴史を勉強するかもしれない。

地動説から天動説へ。ニュートンからアインシュタイン、そしてホーキング博士へと、その時代には『当然の事』と言われてきた事が覆されてきた科学の歴史が分かり易く、面白く書いてあります。
いま生きている僕らも、実は映画『マトリックス』のような世界で生きているかもしれない。

……この世界は、実はほんの数秒前に誕生したばかりです。でも、あなたの頭には精巧なニセ記憶が仕込まれているので、あなたはもう長いあいだ生きていると思っているし、地球は何十億年も続いていると考えているのです。
この仮説を否定する方法はありますか?……
(本文より)
さて答えは。………この仮説を否定できる証拠はないのだそうです。