今日の対福井商戦に7?1で完勝し、我が母校・早稲田実業がベスト8入りした。

私が入学した年は春の大会に出場した。その翌年は、同じ中学からの先輩がライト・フライをエラーして甲子園一歩手前で敗退したと記憶する。卒業後は後輩の荒木大輔が夏の大会に出場し、愛甲率いる横浜高校に決勝戦で破れた。
以来、何度か甲子園には出場していたような気もするけれど、かなり久しぶりの事らしい。

先週、その母校から寄付金と応援ツアー参加のお願いがきた。
でも、残念ながら母校愛が欠乏しているので寄付はしない。母校に寄付するくらいならユニセフに寄付をする。
応援ツアーにも参加しない。旅行会社と結託しているようなツアーなど冗談じゃないし、第一いま頑張っている選手の、面識もない親御さん達と一緒に行っても面白くもない。

でも、もしも決勝まで残るようだったら一人でフラリと行ってみようかな。まだ一度も甲子園に入る事もツタの絡まる球場自体も見たことがないから。

私が通った早実の校是は「質実剛健」であり、実際にバンカラな校風だった。硬派がゴロゴロしていて、ナンパな連中は実に少なかった。
ところが聞くところによると、最近の早実はまさにナンパな坊ちゃん学校になってしまったらしい。在校男子生徒が学園祭に来た女子高生の手を取り、嬉々としてネイル・アートなぞしていると聞いて絶句してしまった。当時だったら「ちょっと体育館の裏に来い!」と呼び出されて不思議はない。

もしも決勝まで進んだなら応援がてら、そんな坊ちゃん学校がどうして決勝まで行けたのか、観に行くのも一興かもしれない。
坊ちゃん学校になった…って書いてアップしてから思い出した。
確か数年前から男女共学になったと聞いた記憶がある。これじゃあ“バンカラな硬派”なんて気取ってはいられないよなぁ。本宮ひろ志の描くような学生なんかも、今どきお目にかかれないもの。