ミクロネシアのコスラエ島で農業支援のボランティアをしている老人と知り合った。
1200万円を注ぎ込んで、中古のトラクターやら耕耘機を購入したそうだ。

日本政府もかなりの額のODA予算をこの周辺諸国に投じているけれど、所詮、政治家や役人がやることで、それがどれほど役に立っているか甚だ疑問。だって一昨年訪れたチュークで、日本が2億円も捻出して造った製氷工場が、氷なんか作られずに島民たちの洗濯物干場になっていたもん。
電気もまともに使用していないような島で、氷を造ってどうするつもりなのか?

で、話を元に戻すとしよう。先のご老人は1200万円という資金だけでなく、自ら島に渡って島民たちに農業支援を行っているのだそうだ。70才という年齢で、しかも交通事故の後遺症で足がまだ痛むらしい。

確かに取り敢えずはお金が一番必要だけれど、現地が最も必要としているのは知識と労働力だ。

……閑話休題……

私がマーシャル&チュークを訪問した3ヶ月後、タイで大きな地震が起こり津波で各地に大きな被害が出た。
その中のひとつの島・ピピ島も津波にさらわれ、大きな被害を被った。あの時の悲惨な報道映像は、今でも脳裏に焼き付いている人も多いだろう。7b223a7b.jpg


私を知る現地のダイバーから、この地震で孤児になった子供たちのために、日本向けの絵本を出して支援活動しているのだが手助けしてくれないかと要請があった。

ピピ島はその2年前、2002年に潜りに行った島だ。とても美しく、そして豪快なダイビングが楽しめた。
二つ返事でOKして、いくつかの出版社にパブリシティを依頼した。

本当だったら私自身もコスラエ島やピピ島に行って、彼らの支援活動に参画したいところなんだけど、仕事を持つ身では無理だ。物見遊山で終わってしまうのがオチだ。
私は子供が好きなので、ピピ島での支援は本当に協力したい。でも、出来るのはせいぜい絵本を数冊購入するだけだ。

コスラエ島の方は、ご老人が告知のためにカラー・コピーを何枚も取って配っていると言うので、そんな無駄なことは止めた方が良いと、ホームページを作ってあげることにした。これなら私でも協力できる。
デザインは恥ずかしい限りだけれど、中のコピーはそのご老人の思いがギッシリ詰まっているので、興味のある方、お時間がある方は是非一度見てやってください

こんな程度しかお手伝い出来ないことに地団駄を踏む思いなのだけれど、よくよく思い返してみれば私もかれこれ20年近く子供にサッカーを教えている。自分がプレーするのが好きでサッカーを続けているから、少しもボランティアって感じではないのだけれど、これも無償でやっているのだからボランティアだ。
好きなことから始めるのが一番大切なのかもしれない。でないと続かないから。続かない行為は、自分自身にとっては勿論、受け手側も苦痛になると思うのだ。