所用で都庁前まで出向いた。
帰社するのに大江戸線より丸の内線の方が良いので、西新宿まで歩く事にした。

案内板があって大江戸線の都庁前駅から西新宿駅までは、歩いても5分ほどのようだ。
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しかし歩き始めて少々恐くなった。
人がほとんどいないのだ。
時刻は夕刻5時過ぎ。普通の通路なら帰社や帰宅を急ぐOLやサラリーマンの姿があって不思議ではない時間帯なのに、まるで無人通路だ。

これが山の中だったり早朝や深夜だったら、少しは頷けるけれど、ここは新宿、しかも通勤時間帯だ。乗り換えの乗降客でごった返しているのが普通だろう。

BGMに川のせせらぎの音や小鳥のさえずる声などが流れてくるけれど、それがますます不気味さに拍車をかける。
途中には動く歩道がセンサーが作動せずに止まったままでいた。

都民に認知されないので利用客が少ないのだ…と解釈しよう。こんな無駄な事に都税が使われた…などとは考えまい。
わずか数百メートルの距離でも地上を歩くのは不便なので、この連絡地下道が造られたと解釈しよう。まさか都庁勤めの人々が雨に濡れないようにと造られたわけはない…と信じよう。