私のいとこが急逝した。死因は聞いたけれど忘れた。心不全のようなものだったと記憶している。
朝、叔父(いとこの父親)が、なかなか起きてこないので起こしにいったら既に冷たくなっていたそうだ。享年44歳。若すぎる………。

親よりも先に他界するとは何という親不孝者かと思う。

小さな頃からそのいとことは、同じいとこ同士の中でも気の合う方でよく遊んだ。

新潟へは今年5月に母方の叔父の逝去で行き、今度はいとこの葬儀だ。昨年、祖母の死で数年ぶりに新潟へ赴いたと思っていたのに立て続けだ。出来ることなら葬儀などではなく、親族との会話や美味しいものを楽しみたいのだが、現実はなかなか思うにまかせない。

お棺の中の死に顔を見るうちに涙が止まらなくなった。5月に叔父の葬儀の際に会ったときは、本当に元気そうだったいとこが、薄紫色の顔でお棺の中に横たわっていることが信じられなかった。葬儀場で気丈に明るく振る舞う叔父(いとこの父)の姿が、痛々しくて見るに忍びなかった。葬儀場で叔父と話した際、思わず「順序が逆だ! 親より先に死ぬなんて、なんて親不孝な奴だ」と言ってしまい、言ってしまってから後悔した。

明日の事なんて誰も判らないのだと、帰京の新幹線の中で再認識していた。もしかしたら、このブログを記した後、私も眠りのさなかに死へと旅立つかもしれないのだ。ならばこそ、毎日を充実した日々にしていこうと思う。悔いの残るような死に方だけはしたくないから。