自民党が圧勝した。
そうなりそうだと予測はしていたけれど、少しガッカリ。また癒着政治が続くことになりそうだ。

郵政の民営化よりも、私個人としては年金や医療保険の方が重大だ。
日本の未来を、私の愚息も含め日本の子供たちの将来を思えば、郵政よりも40万人とも50万人を突破したとも言われているニート(無就業者)の存在や温暖化に象徴される自然破壊の進行の方が心配でならない。
詰め込みの教育でなく、自分自身で物事を捉えて考えられる知力を養う教育をして欲しい。人間も自然の一部であるということを広く知らしめて環境保全に力を注いで欲しい。

でも、確かに改革が必要な事は日本人全ての一致した意見だと思う。それが“郵政民営化”を一貫して唱えていた小泉首相に具現化・実現性の高さを感じ、自民の圧勝に結びついたのだと思う。
たとえ郵政だけでも完全なる民営化を実現して欲しい、と願う。何も出来ないよりはずっとましだから。

国民のために働くべき官僚達が自分の立場を忘れ、強大な権限を広範囲に持ち、それを当然の権利と言わんばかりに振り回しているような国は、いずれ衰退に向かうだろう。だから“郵政”という米びつが民営化されることで、少しは官僚たちの権限(資金力)が削がれるのは良いことだ。

道路公団のように、名ばかりの民営化にならないことを切に願う。名前だけの、知名度だけの、一度も投票にすら行ったことのないような立候補者が出ず、それを許さない日本であって欲しいと切に祈る。
その国の政治は国民の顔でもある。自民党は単独(独裁?)政権を得たのだから、せめて日本人の誇りを失うような政治だけは止めて欲しいものだ。