私の親友が上梓した。「華僑 大資産家の成功法則  お金がなくても夢をかなえられる8つの教え」(小方功著・実業之日本社刊)
彼が中国留学中に出会った大資産家の華僑達から学んだことが書き連ねてある。これを読んで大富豪になれるか否かは本人の努力次第かと思うけれど、私たち日本人が忘れかけている、とても大切なことが書かれていて、それなりに興味深かった。

華僑の人々は仲間をとても大切にするそうだ。
数年前の事だが私の会社に突然、華僑の人が私を訪ねて来たことがある。突然の訪問に驚いたが、片言の英語と日本語で話を聞くと、彼らはシンガポールの上場企業役員で、日本での提携先を探しに来たという。
この状況、普通だったら「ナニカアヤシイ…」と断る場面だ。
「何で我が社を選んだのですか? しかもアポ無しで突然の来社とはお急ぎの案件なのでしょうか?」という私の問いに彼らは、
「御社を選んだというよりはあなたにお願いしたいのだ」と言った。ますます「???」の私に、「あなたが小方の親友だと聞いたからだ」と彼は言った。

彼ら華僑の世界では、自分が信頼する人間が信用しているなら自分たちも信用できる人間である……ということらしい。

残念ながら提携の件は、話が進む内に当の役員が他の会社に引き抜かれてしまってお流れとなった。
で、華僑の教えを受けた私の親友・小方くんは現在、資本金37000万円、従業員80人以上の会社の社長である。
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