タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2015年10月

umitake

ウミタケハゼ on ソフトコーラル@レンベ・アエルバジョ

先週末サッカーしに行った際、一緒にやってるお母さんが足首を捻挫してしまった。治療を手伝って(と言っても冷やしただけ)、「熱を持ってる間は冷やしてね。冷やしすぎに注意だよ。3日くらいすると熱が引くと思うから、熱が無くなったら今度は温めてね」と教えてあげたのだけど、つい最後に余計なひと言まで言ってしまった。

だいたいオーバーウェイトなんですよ」。

本人が一番良く知ってることを敢えて言葉にする必要ナシ。

実は自分もいま2㎏のウェイトオーバーで、それがなかなか落とせなくて困っているのだった。2㎏なんていつもだったらチョコッとマジでボール追っかければ直ぐに落とせるのだが、それが出来ない。落ちても直ぐに2㎏オーバーになってしまうのだ。
この季節、美味しい物がありすぎるのが原因ではあるのだが、それを我慢出来ない自分の意思の弱さが哀しい。ハイ。人のこと、偉そうに言える立場ではありません。

してウミタケハゼは、何故に登場したのか? 謙虚な佇まいに自分を顧みて反省 m(_ _)m

tatekin

タテジマキンチャクダイ幼魚@屋久島・ゼロ戦

守られるべき人々は弱者だろう。国が国策として守るべき業種もあるだろう。
ところが守るべき目的が守られる側には無くなり、守る立場の側に移行してると思われる事のなんと多いことか。守ってあげる見返りとして、利権や金や票が提供される。守る側は本来の目的が建前となり、見返りを得ることが目的となっていく。
農業も電力も自動車産業も……、数え上げたら切りが無い。守られることで安寧とし先のことを考えない。競争原理の働かないところには進歩も無い。ゆえに弱体化が加速する(自動車産業は頑張ってると思うが)。今しか見ない、思考しないとなれば、そこに未来は存在しないだろう。
脳みそに汗をかくような必死の思考をしたことはあるんだろうか? 守られるうちに、安心できるうちに大きく成長し、新たな世界に飛び出ようとはしないのだろうか? 魚礁に守られてるこのキンチャクダイも、いつかは大海に出ざるを得ない。
世界に飛び出そうとする若者に、この数十年の間で私はほんの数人しか会っていない。守られることに固執してチャレンジを忘れた大人達からは、若者も学びようがないだろうと思う。日本の未来が見える。末恐ろしい未来が。

oniokoze

砂に潜って獲物待ち伏せ中のオニオコゼ@レンベ・アエルプランⅡ。

笑顔でいると健康でいられて、ボケもガンにもなりにくいそうです。その信憑性のほどは置いといて、笑顔でいると怒りも収まります。
まぁ、笑いながら怒ってるような人は竹中直人くらいですから、フツーの人は笑ってるときは機嫌が良いわけですが、電車の中で足を踏まれたりして気分害しても、無理矢理笑顔をつくると怒りが収まります。足を踏んだ方の人は、踏んだのに相手がニコっとしたら気味悪いでしょうが。
電車の中で何があったか知らんけど、ずっとこのオニオコゼのような顔してる人、けっこう多いです。眉間にしわ寄せて、何か悩み事でもあるのか、こんな顔してます。
ニコッと笑えば意外と解決策も思いついたりするもんです。周りの人も苦虫をかみつぶしたような人より、笑顔の人の方に近寄りますから、助言や手助けもあるかもしれません。
皆さん、笑顔でいきましょう!

baru

ウミウシカクレエビ@屋久島・タンク下

ずっと前にピグちゃんという私の友人のことを書いたが、今回の登場はバルちゃん。なんでバルちゃんかというとバルタン星人に似てるから…ってのが発端なのだが、どのようなアングルから見てもぜんぜん似てないと私は思ってる。でも、もうバルちゃんになっちゃったから仕方ない。

むしろどっちが似てるかと言えば、このウミウシカクレエビの方が見れば見るほどバルタン星人だと思う。しかしバルタン星人の顔、あれはきっとセミだろう。セミ顔がハサミの手をしてるからややこしくなる。

ややこしいと言えば、TPP。ワタシ的には貿易自由化になれば日本の技術をもってすればとても良いことだと思うのだが、事はどうやらそんなに簡単ではないらしい。業種でいえば酪農は確かに日本は不利だと思うけど、農業に関しては日本がダントツで素晴らしいと思う。安い農作物が入ってくるなら、それこそ高額農作物を売るチャンスだと思うのだが、どうもそう簡単ではないらしい。アメリカもそれが分かっているから何十万トンもの買い付けを条件に出してくるのだろうと思うのだが、私の考えてることは間違ってるのかしら?

先週末の連休使って行った屋久島で逢いたい奴を色々とリクエストしてました。その中の一つがホムラハゼ。3年前に柏島で一度会ったことはあるんだけど、まだ未熟なカメラ技術に思った通りのカットが撮れなかったのね(そん時のブログ)。で、リベンジしたかったんだけど、残念ながら逢えず。
自分としては出てくるまでズ~っと、それだけ待ってても良かったんだけど、ガイドくんの「今日はきっと出てこないッス」の哀しい言葉で他のサカナを探すことに。で、居たのがコイツ。

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ホムライロウミウシ@屋久島・タンク下。

ワタシ的にはウミウシにレンズ向けることは滅多に無いんだけど、「これ、レアです」のスレートに書かれた言葉に思わずパシャリ。
陸に上がって名前を聞いたら“ホムラウミウシ”だっていうじゃない。ホムラハゼの代わりか? まぁ、代わりに見つけるたってそんな簡単な奴では無いんだろうけど。

ホムラハゼには劣ると思うけど、確かに炎(=ホムラ)のような色合いは素敵だ。

右の奥歯が欠けてしまいました。近日中に歯医者さんに行きたいと思ってるのですが、なかなか時間が取れず、欠けた歯のままでひと月近く我慢してます。
この時(↓)にア~ンして直してもらえば良かったでしょうか?

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クロホシイシモチのお口の中をコショコショお掃除しているシラヒゲエビ@屋久島・ゼロ戦。

このポイントにはいろんなエビがいます。スザクサラサエビやバイオレットボクサーシュリンプ、ホワイトソックス(シロボシアカモエビ)にショーグンエビなどなど。
撮影に夢中になってると指先にコショコショ感じるから何かと目をやれば、そんなエビたちが私の指先までも綺麗にしてくれてます(綺麗にしてるんだけどなぁ)。レギュレータ外して口を開けて待っていれば必ずお口の中も掃除してくれます。しかし呼吸が持ちません。

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ここゼロ戦のヌシ、アザハタもほうけたような顔してますが、この時はお口の中をクリーニング中でした。
水深が23㍍ほどなので長居の出来ないのがホントに残念なポイントです。たったタタミ2畳ほどしかないポイントですが、1時間でも2時間でも潜っていたいポイントです。

話しは戻って……。私の欠けた右奥歯、食べ物が引っかかってしまって困りものです。昨日はニラが挟まって取るのに苦労しました。
早く歯医者さんに行ってこようと思います。

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ヒレナガネジリンボウ@レンベ・アエルプランⅡ

各地から紅葉の話題が届いてます。今年は猛暑のあとに急激に気温が下がったから、きっと色付きも鮮やかなんじゃあないでしょうか?
私も紅葉を愛でに山に行きたいのですが、いかんせん時間が無い! ボンビーヒマ無しなどとは言うつもりはないけど、何やら週末は審判やったりボール蹴ったり、ダイビング機材の整備をしたりと予定がみっちり。どうなってるんでしょ?

さてこのヒレナガネジリンボウ、ノートリです。60㎜マクロレンズでここまで寄れました。と~っても度胸の据わったネジリンボウ? 実はガイドさんが長~い指示棒をザクリと巣穴の中に差し入れちゃったんですね。先回紹介したジョーフィッシュといい、どうも最近レンベのガイド内でこの指示棒での退路を断つのが流行ってるみたいです。
確かにカメラ派ダイバーとしては助かるのですが、アタシ的にはサカナ達との駆け引き、どこまで寄れるかとか如何にして良いアングルに回り込むかとか、そんな駆け引きもダイビングの楽しみと思うんですよね。


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ピグミーシーホース@屋久島・オツセ

「1億総活躍社会の実現」は結構な事だと思うけど、いったいどうやって実現しようと思ってるのかね? そんな事より、まずは一人一人の教育水準を上げるべきと思うけどね。
蒸気機関の登場で産業が劇的に変わったように、いまはコンピュータの台頭で仕事自体が減り人材を必要とする業種も変わってきた。「オリンピックまでに車の自動運転化を目指す」とものたまっているそうだけど、実現すれば運転手の仕事は無くなる。あのお方は何を考えているんだかねぇ。

自分で仕事を見つけ出す能力、もしくは機械には出来ないような特殊技能などを身に付ける事の方が最優先課題と思うけどね。
ピグミーシーホースはシッポでヤギに捕まって餌を見つけ捕食する。自力で仕事を見つけられないような者でも使ってくれて仕事(餌)を与えてくれる企業は少なくなった。そんな業種はますます減っていくだろう。それをどうやって“1億総活躍”出来る社会にするんかね? ビジョン無き言葉は単なる夢、もしくはホラという。

kokeginpo
コケギンポ@屋久島・観音

高校時代、ワルで名高い学校のサッカーチームと対戦した。出てきた選手のほとんどがリーゼントだった。そのリーゼント、どうやって固めたのか分からないが(たぶんチックだと思う)、みんな汗だくだというのにまったく崩れないのだった。後半戦になっても当初のスタイルを保っていたのだ。
額から10㎝ほども前方へと突き出したその前髪は、最後まで走るたびにビヨンビヨンと上下に揺れ、垂れることはなかったのだった。
そのビヨンビヨンがあまりに滑稽で、笑いをこらえるのが大変な試合だったのだった。結局、勝ちはしたがあれは笑いで相手の戦力を喪失させようとする作戦だったのかもしれない。そういえばあいつら、ヘディングしてたかしら?

今ではほとんど絶滅危惧種となりつつあるヤンキーだけど、海中にはまだいる。しかも怖くない。と~っても可愛い。

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パンダダルマハゼ@屋久島・観音

屋久島からの帰り鹿児島から乗った飛行機で、隣の席のかみさんがリクライニングを倒そうと後部座席を振り返った。後部座席は空席だった。なのでリクライニングを倒したら「イテッ!」の声。私が後方に目をやると自席に浅く座った若者が足を組み、その組んだ足を隣の空席側に投げ出していたのだった。
「すみません、リクライニング倒して良いですか?」とかみさん。
「足にぶつからないくらいなら」と若造。
「足投げ出されては、どのくらい倒して良いのかワカランでしょう」とワタシ。
「空いてるから使ってるんです!」と若造。

こっちは空いてるから倒したのだ。まさか二座席分のチケットを買ってるわけではあるまい。「それはコッチの台詞だ」と言ってやろうかと思ったが、このようなバカとはこれ以上会話すると更にムカつきそうだったから、ワタシはかみさんを他の空いてる席に移動させた。
そのバカ者、それ以降必死に寝つこうとしている気配が背後から伝わってくるのだが、何度も体勢入れ替えてる間に飛行機は羽田に到着した。アハハハ。自己主張したのは良いが自己の論理に間違いがあったことに気付いたみたい。
この手の可哀想な若者が増えたなぁ。コミュニケーション未熟者。LINEだのFacebookだのも良いけど(ワタシも使ってる)、もっと生のカンバーセーションしないとイカンよ、若造。大人になって(もう充分オトナだったけど)バカ者と思われちゃあ哀しいよ。

写真は体長2㎝にも満たないパンダダルマハゼ。必死に卵を守ってます。黒い背ビレの後ろに写ってるんだけど、小さすぎてワカランですよね。こんな小っちゃくても親としての勤めを果たすハゼなのに、図体でかくなっても大人になれないアホなニンゲンもいるこの哀しさよ。

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イソギンポ@屋久島・安房春田浜タイドプール。

先週末から屋久島に行ってきました。渡航直前の天気予報は「週末は晴れ!」だったのに、行ってみたら雨(泣)。まぁ島というよりは〝山〟な場所なので天気予報が外れるのは致し方ない。結局、晴れたのは最終日だけでした。
その最終日。午後のトッピー(ジェットホイル船)で帰るので、出航時間まで港そばの潮だまりで磯遊びしました(ホントはダイビングの予定だった)。磯遊びなんて小学生以来のことなんだけど、大人になっても磯遊びがこんなに楽しいとは思わなんだ。
5㍉のウェットスーツを着込みブーツ履いてシュノーケルで撮影。ウェイトが8㎏と重いので、更に重たい撮影機材一式持って潮溜まりから潮溜まりへとの移動はちょっとシンドいけど、エアーの心配も潜水病の心配も無いから何時間でも潜ってられる。

独立した潮溜まりにはそれぞれの世界があって、微妙に生存する生物が異なっていました。藻の多い潮溜まりでは藻がプクプクと気泡を出し、それが太陽光をキラキラ反射して幻想的なことこの上なし。岩礁だらけの潮溜まりではギンポ達が岩礁の穴のあちこちからピコピコ頭を出したり引っ込めたりして、まるでモグラ叩きゲームのよう。
一つ一つの潮溜まりがそれぞれに楽しくって、やがて満潮になって居られなくなるまで粘っていたかったです。

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写真は水面に映り込んだ状態で鏡面撮影したイソギンポ。というワケで、2匹で写ってるけどペアではありません。

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ウミテング@レンベ・ヌディフォール。

このサカナ、お目にかかるときはたいていペアだ。仲が宜しくて結構なことです。アッ! もしかして1匹しか見えないかしら? 右側にシッポをこちらに向けたのがいるんですよ。
このように保護色してるから見つけづらい奴と思うけど、チョコマカ動くので結構見つけやすい。ところでこの魚、食べた人はいるのでしょうか? わたし的にはどうにも食指が動かない。そもそもちっこすぎて食すには適さないけど、この姿形がカエルかヒヨコの串焼きを連想させるのです。

joefish

ジョーフィッシュ@レンベ・クリッターハント。

昨日、山本&堀北、福永&吹石の結婚話を書いたら今朝はDAIGOと北川景子ですと。芸能界はなかなかお盛んですな。
さて海の中もお盛んなのだけど、この2匹、オス&メスなのかメス&メスなのかオス&オスなのか、あたしにはワカラン。普段は必ず1匹で穴に潜ってるジョーくんなのだが、この時はガイドさんが悪さして、ジョーくんが巣穴から出た隙に穴の入口を塞いでしまったのだ。潜り込める穴がなくて茫然自失状態のジョーフィッシュなのであった。

昨夜は久しぶりにしこたま日本酒飲んでベロンベロンになってしまった。日本酒は美味しいもんだからついつい飲み過ぎ、気付いた時には既に許容量オーバー状態になってしまう。
昨夜の帰宅途中の記憶はすっかり吹っ飛んでしまっているけど、それでもちゃんと家に舞い戻っているから不思議だ。千鳥足で帰宅したらこのジョーくんみたいに家が無かった! なんて事になってたら酔いも一発で冷めるんだろうけどなぁ。

semihoubou

セミホウボウ@レンベ・アエルバッジョ。

山本耕史と堀北真希の入籍報道には驚いた。アタシ、堀北真希ちゃんファンなのだ。それなのによりによってあんな男とくっついてもうて(泣)。全国の女性にとっては福山雅治と吹石一恵の結婚報道は相当にショックだったそうね。しかし、パッソのCM以来の吹石ファンであるアタシにとっても衝撃的ニュースなのであった。

とは書いたものの、私のホンネとしてはどうでもイイことなのだ。赤の他人が結婚しようが別れようが、正直言ってドーでも良い。そんな事より、この綺麗なセミホウボウが目の前に現れたときの方が驚きだった。写真撮りながらドッキン、ドッキンしてた。末永くお幸せにと願う。
あっ、真希ちゃんも福永&一恵ちゃんもね。耕史はもっとドーデモよい。

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カミソリウオのペア@レンベ・ヌディフォール。
こんな時はもっと絞り込んで撮った方が良かったですね。この時、f4でした。とっさに絞り込んだのですが、その時には2匹がてんでバラバラに泳いでいて、良いカット撮れませんでした。

このカミソリウオの泳ぎってなんかスケート見てるようで、ペアが寄り添って泳ぐ様はまさにスケートのアイスダンスのようです。我が家も夫婦二人で歩く姿はハタから見るとユックリゆっくりで優雅に見えるかもしれませんが、それは単に老齢により機敏さが失われただけです。


akafuchiryuguumiusi
アカフチリュウグウウミウシ(かな?)@レンベ・マカウィディⅠ。
体長5㎜ほどです。棒のように見えるのは割り箸です。極小ぶり、お判りいただけますでしょうか。赤い触角にエラがとてもチャーミングです。

赤い触角で思い出しましたが、今朝、通勤駅の改札を抜けた途端に「お願いしま~す!」の大きな黄色い声が。セーラー服着た女子高生が赤い羽根共同募金を集めていました。
この募金、年間で165億円以上も集まり、それがどのように利用されてるかは、社会福祉法人中央共同募金会のサイトに掲載されていて100%福祉施設や福祉団体に配られています。しかし不思議です。この共同募金会の人たちは無報酬で働いているのでしょうか? きっと私がチャリンしたお金の数%は彼らの収入になるんでしょう。
忌々しいことこの上ないのですが、女子高生に頭下げられて素通りする勇気も無いので募金してます。でも、あの赤い羽根を胸に付ける勇気はもっとありません。アカフチリュウグウウミウシみたいに頭に着けることも恥ずかしくて出来ません。女子高生にお金集めさせ、それをピンハネするような行為は死んでも私には出来ません。

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