タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2015年07月

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コノハガニ@宮古島・砂丘伝説

2㎝ほどのカニなんですが、どこに居るか分かるかなぁ~?
足が見えてるので何となく「コイツかな?」くらいには分かるかと思うけど、雄鳥みたいにトサカ乗っけたような頭してるから分かりづらいかな?

海藻(ヒロハサボテングサかしら?)とまったく同色だから、この状況でジッとされてたら指差して教えてくれてもどれが体躯でどれが海藻なのか、よ~ワカランかった。
大変申し訳ないけど、ちょっと海藻の中から出てもらいませう。

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よくよく見るに、奇っ怪なカニではある。だいたいカニの顔って宇宙人みたいだけど(と書いちゃったがその宇宙人に会ったことはない)、コイツはまさに宇宙人だ。ウルトラセブンがこんな頭した怪獣と戦ってたこと、確かあったゾ。ン?怪獣は宇宙人じゃないか?

それにしてもしかし……。見事な隠れっぷりだ。もしも私にこんな擬態能力があったら……。ムフフフ 想像してるだけで楽しくなっちゃうなぁ。

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トガリエビス@宮古島・ドロドロパークNo.2

昨日、ラーメン屋のカウンターでラーメンすすってたら背後のテーブル席から声高な会話が耳に飛び込んで来た。声のトーンから小娘だと察したので持参した本の読書に集中しようとした。ところが、「あの時にちゃんとやってれば今の人生も変わってたのにィ」という言葉に、思わず振り向いてしまった。

想像したとおりの二十歳前後と思われる娘が二人、なにやら試験勉強の話しを大きな声で話してるのだった。で、どうやらこの夏休み前の試験で失敗したらしい。その話しから流れて、過去の受験の時の話しになり、その時にも失敗して「あの時にちゃんとやってれば……」に話しは繋がっているようだ。

それにしてもしかし……。二十歳そこそこで人生失敗したと言うこの感性はなんなのだ! 目先の学期末試験も失敗してるようだから、決めつけては申し訳ないが、今までの試験はことごとく失敗してるのではあるまいか。
努力もせずに生きることをとやかく言う気は毛頭無いが、この娘はきっと目の前に至極の幸福が訪れても気付かずにいるんじゃなかろうか。何故ならこの娘の世界はとても小さい。自分の知らない世界の幸福なんて分かろうはずは無いだろうと、ラーメンすすりながら考えてしまった。

トガリエビスが住むこの穴の向こうに抜ければ、また違ったテンジクダイが群れる世界が広がっている。そんな事にも気づかずに彼女は狭い穴の中、自分にとっては広い世界だと感じたまま一生を終えていくのだろうか。まだまだいくらでも羽ばたける年齢なのに。

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ゆらり、ユ~ラリと漂うクラゲの中に何か動くモノが……。キビナゴでしょうか?スカテンみたいでもありますが…@宮古島・ロックⅡ。
てっきりクラゲの触手にやられて瀕死状態なのかと思っていたら、しばらくしたらスタコラとクラゲのスカートくぐり抜けて大海へと消えて行っちゃいました。まさかエッチ目的でクラゲのスカートの中に自ら潜り込んだとは思えないので、きっと上手く逃げ果せた…ってことでしょうね。

東京は連日の猛暑です。自宅でエアコン使用することは滅多にないのですが、さすがに昨日も一昨日もエアコンつけっぱなしでした。
昨日は風呂桶に水を張ってドボンと浸り涼んだのですが、その数時間後にもう一回と入ったら既にぬるまゆ状態になってました(゜-゜)
なんかクラゲのスカートの中に潜り込みたくなっちゃいます。刺されさえしなければヒンヤリしていて気持ち良さげだなぁ。まさかこの小魚もそれが目的だったりして。

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ハタンポの群れ@宮古島・アクアリウム。

私は写真の魅力は一瞬を切り取ることにあると思ってる。どのアングルからどの瞬間を切り取る(撮し取る)かで、その被写体の魅力を最大限に写し出したり、また別物のように表現できるのが写真の魅力だと思ってる。
だけど、これはどうやっても動画の方が良いな、という場面に遭遇する事もたびたびだ。この上の写真、ハタンポの群れもそうだった。

実はこのアクアリウムに潜る前、船からエントリーするなりキビナゴの群れに囲まれた。何か大型魚に追われたらしく周囲にはウロコがたくさん散っていて、それが太陽光線にキラキラと光り輝いていた。そのキラキラも写真撮ったけど、どうにも何を撮したのかハッキリしない。きれいなのは確かに綺麗なのだけど、キビナゴが小さすぎて何がキラキラしてるのか判然としないのだった。

で、このハタンポ。この写真を撮ったカメラ(TG4)で動画撮影もしてみた。



どうみても動画の勝ちだ。まだまだカメラの腕前が未熟ということなんだろう。

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ジャパニーズピグミーシーホース@宮古島・白鳥幼稚園

今回、宮古島へ行くにあたって馴染みのショップさんにかなり無理なお願いをしていた。それはまだ潜ったことの無い宮古島東部のポイントへ連れて行ってくれというものだった。そのためには船を東へと曳航しなくちゃならんのだけど、宮古島漁協はひどく古くさいというか呆れた組合で、東岸にある高野漁港にはそこに停泊が認められた船しか入港が許されないそうで、結局ダイバーだけ移動し高野漁港公認の船でポイントへの移動をするんだそうな。そんな事情知らなかったもんだから、かなり無理なお願いをしてしまったのだった。
しかし、そんな私のわがままなリクエストに応えてくれたくれたのに、海はウネウネのバッチャン、バッチャン。せっかくの東部海域に来たってのに、望みのポイントには潜れなかったのだった。
日ごろの行いだぁ~ね、これは。

で、一眼のフィッシュアイは活躍せず。先月購入したセカンドカメラのTG4の出番となったのだった。
上の写真のポイントは東部のポイントではないけど、今回は東も西もどこもかしこもウネウネでワイドの出番は数回しか無かったのだった。

わずか数㍉の大きさのジャパニーズピグミーシーホースでも、顕微鏡モードで撮ればこのようにちっこい瞳もモケモケの背ビレも撮影出来ちゃうこの凄さ。これを一眼レフカメラのマクロで撮ってたら、きっと100カット撮影しても私の技量ではまともなカットは撮れないと思う。
げに技術の進歩は恐ろしい。技術に頼るようになれば技量は進歩しないどころかますます衰えるんだろうなぁ。

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バンガイカーディナルフィッシュ(抱卵中)@ムンジャンガン・シークレットベイ。

このバンガイカーディナルフィッシュにイチゴのパンツ履かせたらマンジュウイシモチになるな。

最近かみさんの洗濯が雑になってきた。ハンカチのアイロン掛けが雑でシワが残ってる。たたみ方も雑で四隅が揃ってない。まぁ、ハンカチくらいは目をつぶろう。しかしパンツのたたみ方が雑なのは困る。
トランクスを四つ折りするのだが、尻側を山に、前側を谷に折るのが今までのルールだったのだが、最近は頓着無く折り方がまちまちなのだ。前側が内側と思い込んで確認せずに履くと、緊急時に非常に焦る。ズボンのチャックを下ろしても肝心のモノを取り出すことが出来ないからだ。慌てて個室に飛び込みズボンとパンツ下ろして小用をいたすことになる。

私のパンツ置き場にかみさんのパンツが紛れ込む日も近いと思われる。間違えんようにしないと。間違えて履くのも相当なマヌケだが。

せっかくなんでシークレットベイの名物、ピクチャードラゴネットも出しちゃおう。

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さて、明日より宮古島で潜ってまいります。戻りましたらご報告させていただきます。TG4のデビューでもあります。楽しみ~!


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奥大日岳中腹から眺めた地獄谷と剱岳。

先週末の金曜日。気の置けない仲間からスクランブル発進要請があり、急きょ西新宿から渋谷へと飛んだ(電車で急いだ)。時刻は21時に近い。「これは間違いなく午前様コースだ」と、その後の巡航コースも頭に叩き込んだ。結果、その通りになった。
して、その翌日の土曜日。朝からドッピ~カンの真夏日。ジッとしてても汗がしたたり落ちてくる。壁時計に目をやればもうお昼に近い。モグラのようにベッドから降り立ち(ズリ落ちた、に近い)、シャワーを浴びる。
冷たいシャワーで少し目は覚めたが、食欲は無い。あるわけがない。それでも何か胃袋に入れた方が良いだろうと、冷や麦二束を湯がき胃袋に流し込んだ。その後、再び気絶した(午眠とも言う)。

目が覚めると16時近い。グランドに行かねば……の使命感だけが私を突き動かす(←ウソ)。まだ気温は30℃はありそうだ。自転車に颯爽と飛び乗りグランドへ向かう。スピードに乗ったママチャリが切り裂く空気がサウナ風呂のようだ。
グランドに到着。ボールが蹴れない。ボールが足に付かないのだ。こんな事は滅多に無いのだが(←再びのウソ)。それでも何とか2時間半をやり通した。

自宅に帰り、再びシャワーを浴び体重計に乗ってみたら2.4㎏体重が減っていた。昨夜の10時から食べたものはといえば冷や麦二束のみ。よくぞ無事に帰還できたものだ。
これを年寄りの冷や水というらしい。

今日も朝から東京は30℃を超えている。無性に山に行きたくなってきた。

singer前職時代、上司から「全ての文章は3行にまとめられる」と叩き込まれた。200文字×3行ではない。15文字×3行だ。どんなに長い文章も45文字あればじゅうぶん要約出来るのだと。その上司の下で一年間、写真キャプション書きをびっちりやらされた。

昨夜観た舞台『奇跡のシンガー』は、途中休憩を含む2時間半の舞台だったけど、1時間ちょっとで十分な内容だった。
唐突に出てきた演者は、きっと伏線となって最後には「なるほど〜!」となるかと期待していたが、結局何もなかった。意味のない無駄な場面作り。
主人公である薄幸の歌手・優子を好きになる音楽プロデューサーに施設介護士の由美が横恋慕するのだが、そこにいたる演出は無くあまりに唐突で、意味不明。
無駄な場面があるかと思えば、大事な演出は欠落してるという、なんともトホホな脚本&演出だった。

無駄が多い文章を駄文という(このブログもだけど)。まさに駄演な脚本・演出だった。その脚本・演出、そして音楽をやったのは甲斐智陽。昨年、土屋アンナと問題になった人なのでご存じの方もいるだろう(知らない人はググッてね)。どっちが悪いの良いのなどは書く気はないし興味も無いけど、原作者が脚本を認めなかったようなことも聞き及んだ。今回上演した内容はその原作とは別個のものなんだろうな、きっと。

それにしてもこの脚本&演出では演者が可哀想だ。役者は脚本に忠実に演じるしかないのだ。その上で演技が上手いか下手かと評価される。この脚本ではどんなに名演しても報われない。
公演はこの秋にもあるらしい。それまでに少しでも良くなることを期待して、辛辣批評書かせてもらう。

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先週末の土曜日、駒沢オリンピック公園競技場にてママさんサッカーの大会があった。
雨で少年サッカーはグランドが使えなくなったけれど、こちらは天然芝生でぬかるむこともなくボールが蹴れた。こんなグランドで子供たちにもノビノビとボール蹴らせてあげたいなぁ。

なでしこジャパン、決勝戦ではアメリカとの力の差を目一杯見せつけられてしまったけれど、よく頑張ったと思う。敢えて残念なところを言えば、準決勝戦まで楽しんでサッカーやってるように見えたけど、決勝戦ではそれが感じられなかった。さすがにオリンピックの雪辱と2連覇がかかると平常心では望めないってことかしら。
男子A代表にも見ていても楽しいサッカーをやってもらいたいものです。

一方こちら、わたしも所属するママさんチームは2勝一敗でこの日を終えた。1試合目はダンゴになっちゃって、まさに小学生低学年のサッカーを観ているようだったけれど、その試合に負けた後は気持ちが吹っ切れたのか楽しげにボールを追い、観戦していても楽しいゲーム展開を見せてくれたのだった。

ムクドリ君と共に、ナデシコにもウバユリにも拍手を贈ろう!

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ウミシダウバウオ@石垣島・屋良部崎アンカーポイント

先日、電車の中でとっても可愛い赤ちゃんに遭遇。ニコニコしてる赤ちゃんと目が合ったら、思わずこちらも顔がほころんじゃった。
ところがしばらくするとその赤ちゃんがぐずりだした。わたしが見つめていたから? そんな事はない。ぜったいに、ない!
お母さんは一生懸命赤ちゃんをなだめるのだが、赤ちゃんはますます愚図り、しまいには大声で泣き出した。お母さん、電車の中の乗客を気遣ってるようで必死になだめるのだが、鳴き声は更に甲高く大きくなっていく。
私はきっと赤ちゃんはオムツが汚れて気持ち悪いのだろうと思った。

赤ちゃんが泣く理由は4つ。
1.お腹が空いた
2.眠い
3.オムツが気持ち悪い(汚れてる)
この3つがほとんどであとは、
4.身体の何処かが痛い

お腹が空いたときの泣き方は、大声にはならない。むしろ甘えたような泣き声になる。眠い時は赤ちゃんの手の平が熱くなるから分かる。残るは3か4だ。
新米お母さんにちょっと教えてあげたくなったのだけど、「突然、電車の中でオッサンにこんなこと言われても困るよなぁ」と思い、ただひたすら可愛い赤ちゃんの泣き顔を見つめていたのだった。このウミシダウバウオ見ていた時のように。
チョコマカと動き回るウミシダウバウオを上手に撮るにはウミシダウバウオの動きを予測しなくてはいけない。そのためにはウミシダウバウオをしっかり観察することだ。
新米お母さんもあと3ヶ月もすれば、泣き声聞いただけで自分の赤ちゃんの泣く理由が分かるようになることだろう。

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