タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2015年05月

表題見て、エッチなこと想像した人。はい、残念でした。カメラでございます。

男という動物は、とかくメカニカルなものに興味を抱く傾向にあります。プラモデル、車、時計、そしてカメラなどなど。私は車にはあまり興味ないですが、腕時計とカメラは大好きです。
で、先日。オリンパスの新モデル、TG4買っちゃいました。昨年屋久島で会った山のガイドさんがTG3を持っていて、ちょっといじらせていただき虜になってしまいました。
その最大の魅力が顕微鏡モードです。

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標準で撮すとこんなアジサイを、グググ~っと寄って顕微鏡モードで撮影してみますと、

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こんな感じで撮れます。

マクロレンズでズームして撮ればそこそこ寄った写真も撮れますが、これは技術的にけっこうムズい。レンズのズームアップでなく、カメラ本体が寄れれば撮影はかなり楽です。

昨夜、自宅に帰って嬉しくて嬉しくて、何か撮りたいのだけど良い被写体が見つからない。探しあぐねてならば、と隣りに座ってたかみさん撮りました。撮影後、液晶画面で仕上がり具合を見せたら怒られました。肌のシワシワ、ブツブツまでしっかり撮れてました。

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今年2度目の登場のような気がするクロユリハゼ@ロタ島・セハノンドロップオフ。

背ビレから尾ビレにかけて美しい魚なので、後ろから撮ってみました。………ウソです。コッチを向いた瞬間が写せなかったのです
とはいえ、実際この魚は尾ビレが素敵です。
こういうのをバックシャンと言っていいでしょうかね。アッ! バックシャンなんて言葉は死語か! 意味ワカラン人、いるんだろうなぁ。

昨夜、銀座を徘徊してました。夜の銀座ですから、そこかしこ蝶々が舞っているわけですな。まぁ、あまり私とは縁の無い蝶々ではありますが、眺めている分には一応これでも男ですから、そりゃ楽しいわけです。
で、私の前を歩いていた蝶々一匹。ミニから伸びたスラリとしたおみ足も素敵で、いったいどんな蝶かと興味が沸きました。ちょっと早足で追い越し、いかにも道を間違えたようなそぶりで振り返ると………。

蝶というより、蛾でした。
銀座も随分と変わったもんだなぁ~、としみじみ実感したのでした。

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オキクラゲかな?@ロタ島・ロタホール。

先日の日曜日。雨の天気予報が外れ、青空も覗けたので電車に乗って4駅ほど先の町まで出向いた。いつもは車で渋滞する商店街通りが歩行者天国になってた。

新宿のホコ天とは大きく異なり、こちらのローカルなホコ天は人もまばらでたいそう歩きやすかった。
私はだいたいからして人混みが嫌い。自分の好みの速度で、行きたい方角に真っ直ぐ歩けないのがどうにも我慢ならん。だから日曜日の新宿や渋谷などには、よほどでない限り出向かない。

しかしときに目的もなく行き当たりばったりで、風の吹くまま気の向くままで歩くのも嫌いではない。そんな気分でローカルな小さな町に出向いたら、人気の少ないホコ天に出くわし、何ともノンビリしてて楽しかった。

どのくらいのノンビリ加減かというとこんなん。
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歩行者が少ないからせっかく出した露店もご覧のごとく。

見ての通りの狭い通りだけど、普段はバスが頻繁に行き交い、この先には大きな国道もあるので渋滞がひどい。そんなもんだから、私もここを車で抜けることは1年に1回あるか無いかだ。
しかし、このガラガラホコ天は楽しかった。まさにクラゲのように右へ左へと漂い、ときにお店を冷やかし、たこ焼きつまんできた。

この通りでは時々サンバカーニバルや大道芸、阿波踊りなども催されるのだけど、行ったことは一度もない。今度情報入手したら行ってみようかな、とも思ったけど、そんな時は平常時の車の渋滞以上の人混みになるんだろうなぁ、ヤッパ。

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何を見てるのかわからんマダラハタ@ムンジャンガン

ハタも充分食材としては高級ではありますが、同じハタ科でもクエ(アラとも呼ばれる)となるとそうそう口に入れることは出来ません。
入手困難でもありますが、それ以前にチョ~お高い。一度クエ鍋を食べさせていただいたことありますが、その美味しさに驚きましたが、それ以上にお値段にビックリ! 私がいただいたお鍋には身が数切れしか入ってませんでしたが、まるまる一匹をお造りや鍋などにしてもらうと間違いなく万円コースです

ところがその高級魚クエと、ちょっとお安いハタの違いが分かる人は結構少ない。私もその一人ですが…。岩礁からノッソリと出てきたハタに会うたび、私はいつもゴックンと唾を飲み込んでいます。(耳抜きしてるワケではありません)

ところで……。
このハタを撮ったムンジャンガンですが、インドネシア・バリ島の北部にある国立公園内にあります。何でも聞いたところによると(=訂正。ネットで見たところによると)、入場料金が10倍に跳ね上がるらしいッス。今までは外人入場料20,000ルピアだったのが、ナント!200,000ルピア(約1,850円)に! 確か島周辺ではダイバーは別途ダイブチャージも掛かる。ショップに支払うダイビング料金以外に遠征のたびに2千円ほど余分に払わねばならんらしい。

こうなりゃハタ捕まえてきて日本でクエと偽って売りさばくしかない。

【訂正】ルピアの円換算を、桁を間違えてたみたい(^^;)。訂正しておきます。(2015年5月25日 追記)

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私は遅れたのでまだ水深8㍍ほどにいるんだけど、写真はロタ島・コーラルガーデンにて安全停止中の図。

こういう状況での安全停止って退屈なんだよね~。これがリーフの上だったりすればサカナ探したりして少しは楽しめるのだけど、この状況で回遊魚がやって来ることはまずあり得んし。
ロタ島は信じられないほどの透明度で有名なのだけど、この時もスッコーンと抜けていた。それ故に、まだマッタリと3分間を過ごすことが出来た。でもこれがニゴニゴ海だと何も見えず退屈な3分間を過ごさねばならん。

この安全停止水深からのイクジットってなかなか難しい。秒速30㎝以下で浮上しなくちゃいかんと習った記憶があるのだが、私のダイブコンピュータ、スキューバプロ(Sプロ)の Xtender V3はその速度では許してくれない。秒速15㎝くらいで浮上しないとピ~ピ~、ピ~ピ~と、うるさいことこの上ない。
この時、このSプロの同系ダイコンを使用してたゲストは3人。そこら中からピ~ピ~、ピ~ピ~、ピ~ピ~、ピ~ピ~鳴り響いてた。
どうせだったらこの警告音、キュ~イ、キュ~イとイルカの鳴き声にでもしてくれたら安全停止中にイルカが寄ってきてくれるかもしれんのになぁ。

【追記】このダイビング後、港に向かう船からイルカを目撃した。韓国から来ていた姉妹はもう大はしゃぎ。もしもこの安全停止中に会えてたら失神しちゃったかもしれん。

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ファイアーワークス@ロタ島

大阪都構想、住民投票の結果廃案となったようですね。正直言って驚きました。市と府と二つの行政を一つにまとめようという、至極当たり前、もっとずっと昔になぜそうしなかったのか不思議でいたのに、それを反対する人の方が多いってのは、どういうことなんでしょ?
なんかギリシャを彷彿させます。大阪住民の半数以上が大阪市もしくは大阪府に関するお仕事してるんでしょうか? それとも役人が半減することで行政が滞って困ると思う人が多いということでしょうか? どう考えたって二重行政を放置する方が地元にとっちゃあ損だと思うんですが。

まぁ、私は東京都民なのでどうでも良いんですがね。
東京だろうが大阪だろうが何処に住もうと、このロタの海のようにスッコ~ンと明快で隠し事のない公明正大な行政をお願いしたいものです。

shouun
松運丸です。ロタ島の名物ポイントです。

この前日もここに潜る予定で来たのだけど、潮流が激しく別のポイントに変更になった。しかし、この日の方が流れは激しかった(笑)。前日はゲストが多かったからなぁ。この日はわたし含めて4人。

エントリー直後、ガンガンに流れてたので片手で潜行ロープにつかまり動画撮影、10㍍ほど潜行したら流れが少し緩くなってきたのでスチール撮影に切り替えた。スチール撮影では両手を使わなくちゃならんからロープにつかまれない。緩くなったとはいっても、身体はどんどん流されていたので必死でフィンキックし、流れに抵抗して撮影してたら頭が痛くなっちゃった。過呼吸ですな。
3~4カット撮ってから流れに身を任せ、ゆっくり呼吸。それでもイクジットまで頭痛は続いた。

むかし子どものサッカー合宿の際、ひとりがこの過呼吸になった。呼吸荒いままグランドに倒れた。その時コーチの一人がその子の頭をビニール袋でスッポリと覆ったのでビックリした。衆人環視の中で殺人事件発生か!
なんでも過呼吸とはその字の通り呼吸しすぎて酸素を摂りすぎた状態だから、体内に吸収される酸素の量を減らしてやれば良いのだそうな。しかし呼吸が荒くなってるからその呼吸を止めることは厳しい。それゆえビニール袋をかぶせてやればゼーハー激しい呼吸をしていても摂取酸素量は減る。

う~む。うむむむ。海中では出来んゾ。

年に何度か東北に行きます。同行する仲間と現地、そして宿でも酒を飲むのですが、その仲間の一人が必ずポテトチップを買います。
ワタシ、ポテトチップってあまり好きじゃないんですよね。なんか塩と油を食ってるようで。ビールのつまみにするならせめてポップコーンあたりにして欲しいのです。

と言うことで、ブラックチップに登場してもらいませう。

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ブラックチップシャーク@ロタ島・シャークポイント。

このポイント、シャークポイントと呼ばれるだけにホワイトチップやナースシャークなどにも遭遇できるらしいですが、この時会えたのはこの一匹だけでした。

さてポテトチップに戻ります。
筒に入ったヤツがありますよね。私は袋に入ったコイケヤのそれを見てるので、どうして筒の中に綺麗に同じ大きさで同じ反っくり返り具合で収まってるのか不思議だったのですが、あのポテチはジャガイモを練ってから揚げるんだそうですね。どうりで同じサイズなわけです。

それ聞いちゃってから、ますます筒入りのポテチに手が伸びなくなりました。やっぱりポテトチップはコイケヤでしょう! (でも食べない)

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ロタ島でよく見かける鳥、ナンヨウショウビンです。

ずっと昔、北海道のサロベツ川でイトウを釣ろうと日がな一日ロッドを振っていたことがあります。その時に初めてカワセミの姿を見ました。目の前にシュボッと何かが飛び込んだのは分かったのですが、あまりに突然で早かったため、まぶたにグリーンっぽい色合いの残像が残っただけでした。
しばらくボーゼンと川面を見つめていたら、飛び込んだ場所からかなり離れた箇所にヒョッコリと姿を現したのです。
その美しい色合いに見とれてしまいました。

その後、東京と神奈川を隔てる多摩川でも一度姿を見かけたことがありますが、私がジックリとカワセミを観察出来たのが8年前に訪れたロタ島でした。
このロタ島のカワセミはナンヨウショウビンという名です。人をあまり警戒しないので、民家にも飛んできます。どれほど無警戒かというとこんなです。

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カメラを構えた私からナンヨウショウビンまでの距離は1㍍ほどです。

この後、もう一羽飛んできて、しばらく私の眼前でラブラブしていたのでした。

ところで……。
ワライカワセミの鳴き声を聞いたことありますか? 歌ではワライカワセミに話すなよ。ケケラケラケラ、ケケラケラ、とうるさいぞ~と歌われますが、ケケラケラケラというよりはケーケッケッケッケッケという感じです。しかも音量がデカい! あんなのぜったいに家では飼えません。うるさくてテレビも聞こえなけりゃ寝ることもままならんでしょう。いやその前に、間違いなく近所から苦情が殺到することでしょう。

ロタ島といえば透明度の高さで知られてますが、その中でも名物ポイントと言えばコレ、ロタホールです!

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透明度が高いので光の帯もクッキリと表れます。

このロタホールの中に居ると時間を忘れてしまいます。正面に見えるのがホールの入り口ですが、その入り口から入り込んだ明かりがホール内の天井にも届いて鏡のように映って見えます。
今回ロタでは都合9本潜ったのですが、このホールがあまりに綺麗なものだからリピートお願いしちゃいました。



ロタ島へのアクセスが非常に不便になり、来島者も減ったので海中はどのポイントも独占状態。島の経済を考えればかんばしい事ではないけれど、ダイバーにとってはまさに天国のような島です。

追伸:YouTube、インターネットエクスプローラーではうまく見ることが出来ません。他のブラウザをご利用ください。

行って参りました、ロタ島。
帰路、ロタ島からの飛行機が4時間もディレイしてグアムでの乗り換え便に間に合わず、結局一晩余計にグアムに滞在するというアクシデントはありましたが無事に帰国いたしました。

さて。
ロタ島と言えばロタホールや松運丸がつとに有名ですが、果たして8年ぶりに訪れた今回もそのポイントに重点を置きワイド一本勝負!にしようと考えてました。
が、しかし。
根がケチで小心者なのでマクロも棄てがたい。ってことでセカンドカメラも持参したのでした(前回の記事)。そのセカンドカメラのパワーショット君、大活躍したのでした。

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アオマスクのペア@ロタ島・セハノンドロップオフ。

アオマスクに初めて遭遇したのはサイパンのナフタンで水深は確か40㍍近かった。それがここロタ島ではわずか20㍍近辺の水深でお目にかかることが出来ました。
水深が浅いということはそれだけ太陽光が届くわけで、水中写真を撮るには好都合です。ですからパワーショット君の内蔵ストロボだけでこれだけ色合いもクッキリと撮ることが出来ました。
しかし、シャッタータイミングがコンマ数秒遅れるのは如何ともし難く、PS君と海に入るのはこれが最後になりそうです。
PS君、今まで有り難う! なんて書いたけどPSで撮ってアップ出来るような写真、ほとんど無かったんですよね、実は。
PS君のせいではなくて、所有者の技量では…という可能性に関してはお応えできません。悪しからず。

gonzui
今朝の通勤電車はガラガラにすいていて、二駅過ぎたら座席にも座れた。みんなGW満喫してるのでしょうか? 東京はまるで夏日のような陽気で行楽には最高ですが、こんな日の写真のような電車は避けたいものです。ゴンズイ@バリ島・シークレットベイ。

オリンパスTG3の評判がとてもよろしくて、先月購入しようと秋葉原まで出向いた。清水の舞台から飛び降りる覚悟で出向いたのだった。しかし売り場でいくら探せど見つからず、店員さんに聞くと「もう製造中止しました」とのこと。清水ダイブの気持ちだったアタシはスッカリ拍子抜け。
現在セカンドカメラとして使ってるキヤノンのパワーショットも決して悪くはないのだけれど、水中で使ったときのシャッタータイミングがどうにも気に入らない。ひと呼吸遅れるのだ。だからパワーショットは陸撮専用にすることにして、水中用セカンドとしてTG3が欲しかったのにぃ~
そしたらTG4が出たという情報を耳にした、いやネットから得た情報だから目にした。昨日の昼休みに秋葉原に行ってみたら、6月には入荷されるだろうとのこと。7月にも潜りに行く予定なので、それに間に合うと嬉しいなぁ。

明日からチックラ潜りに行ってきやす。行き先は………。戻ってからのお楽しみってことで(Facebookにはアップすると思うけど)。今度はワイド一本勝負のつもりなんだけど、もしもチッコイのやこのゴンズイのようなシチュエーションに出会った時には、もう一度パワーショットに頑張ってもらおうと思っているのだ。PS君、これが水中での最後のお勤めになりそうだな。

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