タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2015年04月

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と~ってもぶっとくて大きなゴイシウツボ@屋久島・お宮前

初めてナイトダイビングをしたときのこと。
私の股間に何かが触れた。まさか真っ暗な海中に痴女出没か! ゾワワワ~と背中に恐怖を感じつつ、ライトを当てるとそれは巨大なウツボだった。彼女(もしかするとおかまウツボ)は私の背後から股間をくぐり、腹から顔面を上ってきて再び背後へと去って行った。
ウツボが人間を襲うことは滅多に無いと、当時から知ってはいたけどメッチャ怖かった。だってね、胴回りは私のフトモモより太く長さは3㍍ほどもあるのだ。その3㍍がズリズリと股間から顔に向かって昇ってくることを想像して欲しい。恐ろしいよ~。

私が下に向けていた水中ライトに小魚が集まり、彼女(おかまウツボ?)はその小魚を狙ってやって来たと思われた。
ウツボ、特に大きなウツボを見つけると狂喜乱舞するガイジン・ダイバー見かけること多いけど、彼らはなんでウツボが好きなんだろ? 解せん。ハナヒゲウツボのような可愛い奴にはあまり興味を持たないのも不思議だ。
屋久島で会ったこのゴイシウツボも私の股間を撫でてったハワイのウツボに負けず劣らずデカかったけど、屋久島にガイジン・ダイバー来ることは滅多にないだろうからナァ。
さて。ゴールデンウィークに突入し、今ごろ海に山にと楽しんでいる方々も多いことだろう。聞くところによれば屋久島は、来島者は多いようだがダイバーはまだ少ないそうな。私も遅ればせながらこの週末に潜りに行ってきます。行き先は毎度のごとくまだ、ヒ・ミ・ツ!

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コブシメ@屋久島・タンク下。

疲れてんのかな~、と感じてます。確かに東北へ行ったりボール蹴ったりしていて、毎週末ほとんどノンビリしてること、無いんですが。
自分的には温泉に行ったりもして、「それなりに息抜きも結構してんだがな~」と思ってるんですが(ボール蹴りはその一番)、なんか疲れが抜けきれず溜まって行くばかりです。
毎朝目覚まし時計に起こされるんですが、低血圧の割にはシャキッと起きられる私が最近は眠くて困っとります。春眠暁を覚えずとは言いますが、まさに毎朝その状態(先日は早朝4時過ぎに起きたけど)。

夢を見ることが多くなっているので、眠りが浅くて疲れが抜けないのかもしれません。しかしそのような状況も楽しんじゃうのが私の良いところでして、半覚半睡状態のまどろみの時間も、それはそれでこの季節の楽しみと捉えてます。きっと毎朝、ベッドから抜け出るときの私はこのコブシメのような目をしているのでしょう。

……………閑話休題……………

先日、いつものごとく「チョット軽くね」で飲み始めたのですが、その帰路に夢遊病者のごとく独りでハシゴ酒。地元のカウンターバーで自分の好きなCDを見つけたのでリクエストしました。そのCDの中の好きな曲を聴き終えてお勘定し、フラリフラリと帰宅。ところがその後、その曲が頭から離れなくなってしまってなかなか寝付かれなくなっちゃった。
まぁ、そんなことしてるから朝も眠いのは当然っちゃあ当然ではあるのだな。

その耳について頭の中を何度も何度も流れてた曲がコチラ(↓)  英殊「「Bridges」


本当の「何か」を探しながらいくつもの橋を渡ってきた 
大きな蜘蛛の巣のような鋼鉄のつり橋も
小さな木の橋や石橋もあった
私はいつもさまよいながら一人ぼっちだった

明日に向かってかかる橋 
そして昨日から続く橋

いつか終わって欲しいと願いながら渡る悲しみの橋もある
空にはいくつもの色を重ねた橋がかかり
きっとどこかに愛の橋もかかっていると、私は確かにそう思う
遥か遠く、川の向こう岸にあの人が見える
そして両手を差し伸べていてくれる



曲も良いけど詩も素晴らしい! そういやぁ、つい最近似たような事、書いたなぁ。 

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上は岩手県浄土ヶ浜に昇る朝陽です。

先週、盛岡から岩手県は岩泉町へと向かい、海沿いに南三陸町まで南下してきました。途中、柳津虚空蔵尊に立ち寄ったりして総走行距離は450㎞ほどにもなりました。とは言っても私はほとんど運転せず後部座席でふんぞり返ってましたが…(^^;)

私は夕陽を写真に収めることが好きです。それは夕景の美しさが一番の理由ではありますが、ただ単に朝早く起きるのが苦手だからでもあるわけです。
そんな私が浄土ヶ浜の朝陽を撮りました。
その前日。夕刻に宿泊地に到着した私たちは夕暮れの浄土ヶ浜に降りていきました。生憎の天気で肌寒く、あっという間に暮れていく浄土ヶ浜は外灯も無くすぐに真っ暗になります。
で、その夜、酒におぼれる仲間を無視してワタシは早々に布団に潜り込み、翌朝の日の出に賭けたのでした。

翌朝4時過ぎに布団を抜け出し、再び海岸線まで降りました。
水平線に雲が掛かってしまったのは残念でしたが、素敵な時間を戴きました。朝陽を浴びてこの日一日のパワーを戴いたのですが、この後の激務に体力を消耗し(←ウソ)、何度か車の後部座席で気絶してしまいました(単に眠っていた…と言う声も聞こえる)。

最終日。柳津虚空蔵尊に新しく出来たお寺カフェで美味しい蕎麦を食べて帰路につきました。
そこで面白いもの見つけました。

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拡大いたしませう。

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美味しいかどうかよりも、誰と一緒に食べたか…の方が大切ですね。素敵な仲間と一緒に食べれば何でも美味しいのです!(←ウソだヨ~

himitsu先日書いたけど、若い女の子に薦められた東野圭吾の作品が私にはイマヒトツだったので、改めて彼の人気作品を読んでみた。いや~やっぱり凄い筆力だし、見事なストーリーテラーだと思う。彼女が薦めてくれた作品は、物語的に私には合わなかっただけなのだ。

この『秘密』は広末涼子主演で映画化もされてるらしいけど、アタシは知らなかった。
巻末に広末も感想書いてるのだが、それを読んでいてハタと気付いた。東野圭吾の凄さは筆力や物語性よりも、女心をしっかりと捉えられるところにあるんじゃなかろうか、と。表現する方法はまるで異なるけど、歌手の徳永英明に似た感性が備わってるんだろうと。

男と女の会話で噛み合わない事が多々あるのは、男が会話に結論を求めるに対して、女は協調を求める傾向が強いからだそうな。
そう言われて過去を振り返ると、納得する場面はまことに多い。今朝ですらかみさんが「××に行くには戻ればいいの?」と唐突に聞くので、「戻る? 何処を起点にして? サッパリ言ってることワカラン!」と返したら、プイッと席を離れて行った。私は新聞読んでいたんでうるさいのが居なくなってホッとしたのだが、しばらくするとiPhone持ってきて、「ホラ、この出口からだと戻ることになるじゃない!」と語気荒く言うのだった。
この時、どうせ私は新聞に没頭してたんだから、「そうだね」とでも返事をしておけばよかったのだ。思考を新聞から中断し、まともに答えて怒鳴られてたんじゃ割に合わんゾ。

男と女の会話は所詮このようなものと、もっと若いうちから理解していればアタシはきっとモテてモテてドンファンのような生活が送れていた事だろう。

さて作品に戻って……。
途中から「結末が見えてきちゃったなぁ」と思いつつ読み続け、それを見事に裏切られた。いやはや驚きの結末だった。女心が理解できなければこんな結末を考えつくはずが無い! というのがアタシの読後感想なのだが、映画の方はまた違った結末らしい。今度チャンスがあったらDVD借りてこようと思うのだった。

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アメリカのオバマ大統領とキューバのカストロ議長が会談した。首脳会談としては58年ぶりのことらしい。
5年前にキューバを訪問した。古いアメリカ車が街中で走っていた。何もかもが古かった。別にレトロ好きなのではなく、ただ単に物資が枯渇しているからその年代物を直しながら使い続けているのだった。トイレに入れば便座が無かったり手作りの木製便座だったりした。
そんなキューバもこれで様変わりすることだろう。

アメリカがキューバとの国交を始めるというのは、アメリカの力が弱ってきたからだろう。サトウキビしか採れないような国だ。かつてのアメリカならば社会主義国ということだけで国交断絶しても何ら不自由は無かったはずだ。
今のアメリカを見ていると、今後のキューバのみならず世界はどんどん様変わりしていくだろうと思う。国家としての力関係が急速に変化している。

写真はキューバと同じ社会主義国・ベトナム、ハロン湾での果物売り。同じ社会主義ではあるけれど、私にはキューバ国民の方が幸せに見えた。キューバ国民の方がはるかに貧しいのだけれど。
もともと陽気な国民性ではあるけれど、それだけでは無いと思う。それはキューバは医療と教育は全ての国民みな無料という政策のせいかもしれない。モヒートをおごらされたカフェで、彼は私に大きな声でカストロ批判を語り出したのだ。私が周囲を気遣うと「ノープロブレム!」と言って笑った。
教育水準の高さは国家に批判的な思想をも許容していた。国家として成熟している証左だろう。日本の隣国とは国家としても国民も、レベルが違うのだ。

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上の写真は2009年2月、ペリリュー島で撮影した夕陽。27年ぶりの再訪だった。
HPの方にも書いたことなのでダブってしまうけど、27年前そのペリリューに、私はビンロウジュをクチャクチャ噛みながら浮かれ気分でパラオから渡った。
その当時ペリリュー島には小さな桟橋と、たった一軒の雑貨屋さんしかなかった。何を買おうとしたのか覚えていないけど、その雑貨屋に入った直後、私は主に「なんで線香の一本も持ってこないんだ。今の君たちが生きる日本は多くの戦没者のおかげだろう」と叱られたのだった。そしてこの島の、1万人を超える戦没者たちの慰霊碑に連れて行かれた。
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これが当時の慰霊碑だ。
今ではもっと立派になり、そして綺麗に手入れがされている。私はこの慰霊碑に向かい、線香はもちろん花を手向けることも出来ず、ただ手を合わせるしかなかった。以来、チューク島でも何処でも、戦争の傷跡が残る地に行くときは線香を携行してる。この島に再訪したこの時にも持参し雨の中で焼香した。
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島の中にはまだまだ戦時の遺物がたくさん残されている。遺骨もまだまだ多くが眠ったままだ。島での樹木の成長は驚くほど早い。だから、一度遺骨を発見しても1年後にその場所の近所を探そうとしても、最初の場所すら辿り着くのは容易ではないだろう。
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ゼロ戦の残骸も、ときどき島民が伐採に来てくれるから、こうやってなんとか見ることが出来るのだ。

今日、天皇皇后両陛下がパラオへと向かわれた。明日はペリリュー島に行かれるそうだ。有り難いことだ。どうか御無理をなされずにと願う。

ダイバーの憧れの地でもあるパラオだけれど、線香など携行しなくたって良いからせめてこの地で多くの日本兵が、そしてアメリカ兵も亡くなったのだということを知って欲しい。ペリリュー島の東側、美しい海岸が続く。今はオレンジビーチと呼ばているけれど、かつてはおびただしい戦死者の血で真っ赤に染まったことからブラッディビーチと呼ばれていたことも知っていて欲しいと願う。

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先週の土曜から宮城県の南三陸町と唐桑町に行ってきました。土曜日の昼間の気温は13℃。前日の東京が20℃オーバーだったので、メッチャ寒く感じました。それでも東北地方もすでに春到来。足元にはふきのとうや土筆が芽を出していました。

出発前日の金曜日。食卓にふきのとうの天ぷらがのりました。
「この香りと苦みがなんとも言えないね」とかみさん。
確かにふきのとうは大人の味覚です。小皿に塩を盛り、それをふきのとうにチョコッとつけて食すと最高に美味しい。酒のアテには最高の一品です。
「ヨッシャ、トウホクニイッタラ、ふきのとうイッパイ、モッテキテヤロウ」と思いながら、盃が進みました。しかし、唐桑町で見つけたふきのとうはご覧のごとく。地元の方に「こんなに成長したふきのとうでも天ぷらにしたら美味しいですか?」と聞いたら、「こんな大きなったら、美味くはないっちゃ」とのこと。

近所には土筆も目を出してました。

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子どものころ、この土筆をたくさん採ってきて炒めて食べたのを思い出します。でも土筆ってそんなに美味しくはないんですよね。

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思わずヘイ、ベイビィ! と声掛けたくなるような、体長2㎝ほどのハタタテサンカクハゼの幼魚です@ムンジャンガン・アンダーウォーターケイブ。
チビッチョでもイッチョマエに旗立ててヒレ全開! です。

先日お客様と一杯飲んでの帰宅途中電車で、目の前に座る7人の内6人がケータイとにらめっこしてました。残る一人は夢の中。
その日の朝。通勤途上の下車駅で、階段降りながらスマホいじってる、いわゆる歩きスマホ族がいました。歩きながらいったい何を調べてるかと追い越しざまに覗いたら何とゲーム! いやはや驚き桃の木、キツネにタヌキです。
何でも女子高生のスマホ利用時間の平均が7時間だとか。7時間って1日24時間のうち三分の一をスマホに費やしてるわけですな。きっと便所もお風呂もスマホ持ってくんでしょう。平均ってわけだから10時間くらいスマホしてるのもいるわけです。もはや驚き桃の木どころか絶句 

日本はどうなっちゃうんでしょ? 格差社会だなんて言われるけど、こと日本においてはピケティの論理は通用しないなぁ。経済成長率と資本の関係以前の問題だ。嗚呼、憂国の情極まれり。

ヘイ!ベイビィ、暇だってのは分かるけど他にすること、見つけられんかねぇ。



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