タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2013年11月

過日、数人の大学生および大学卒業したばかりの若者と話す機会があった。
その彼ら彼女らに対する私の共通した感想は、とにかく皆、幼いこと。とっくに成人した大人とは、とても感じられなかった。
その彼らの幼さは、いった何故に、何に起因するのか私になりに考えてみた。その彼らに一様に共通していたことは大学生時代での経験、体験があまりに少ない事だった。
アルバイトに明け暮れてたというから「バイトはどんな仕事を経験したの?」と聞いたら、「居酒屋です!」。他には?と聞き返すと、「ずっと同じ居酒屋で4年も頑張ってきました!」と自慢げに答えた。
なんとももったいないことを。学生時代だからこそ、アルバイトだからこそ色んな仕事を経験できるというのに。

私は学生時代、ゴルフ練習場のボール集め&ボール洗い、ビルの解体作業、深夜にデパートのマネキンの搬出・搬入、肉屋に酒屋、スナックに長距離便トラックの相乗りから果てはユースホステルのヘルパーと、色んなバイトを経験した。
それらは今の自分にとってとても貴重な経験だったし、げんに今の仕事にも大いに一助となっている。

時間とお金はいかに有効に使うかだ。無駄金使いも、時間を無為に過ごすことも、私にはバカ者のやることとしか思えない。

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イシガキダイ@柏島。
その昔、私がまだ中学生の時。友人のオヤジさんが磯釣りが好きで何度か連れてってくれた。伯父に貰った古い磯竿(これがもの凄く重くて中学生の私には扱いきれなかった)を使い、私も石鯛狙って伊豆の磯に立った。餌であるトコブシやカニはとても高くて中学生のお小遣いでは購入出来ないから、多摩川へ行ってザリガニを一生懸命捕まえて餌にした。
結局、石鯛もイシガキダイも釣れなかったけれど、ブダイやタカノハダイを釣り上げた。あの時の感動、心臓の高鳴りは今でも思い返すことが出来る。
そして釣り以外でも登山やオートバイでの日本一周など、今も私の脳裏に焼き付く想い出は数多い。

4年間同じバイトを続けた学生も、運動に打ち込んでいた学生も、彼らにしてみればそれなりに時間を有意義に使っていたんだろうとは思う。けれど彼らの中で、果たして何人が数十年後にも思い出せるような感動を経験してるだろう?

夫である男のストレスの多くは仕事であったり上司であったりする。一方、妻である女のストレスは、その上位7割近くが夫の存在なんだそうな。

となると我が家に安堵と安らぎを求めて帰る夫と、その夫が帰宅した途端にストレスを感じる妻の間には大きな隔たりがあることになる。その妻のストレスがまともに夫に返ってくれば、夫は安堵を家の外に求めることになる。
まさに、長谷川きよしの『黒の舟歌』だ。 (←知らない人は聴いてね)

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オグロクロユリハゼとハタタテハゼのペア@石垣島・名蔵湾コーラルブリッジ。

夫婦にはなれんとは思うけど、いつまでも仲良くいてほしいなぁ。

昨夜、どこもかしこも「ボジョレーヌーボー、いかがですかぁ~!」の声が溢れてた。
ちょっと前までは物珍しさもあって(安いし)飲んでたけど、数年前からワインが好きになり、以来、飲むこと、いや自ら購入することはなくなった。

あんなモンどこが良いのか、ワイン音痴のアタシにゃワカラン。
その年に獲れたブドウの出来栄えを知るためのものでもあるらしいが、ソムリエでもなければワイン輸入業者でもないのに、外国のブドウの出来栄え知ったところでアタシには意味がない。
リンゴで言ったらまだ青い、かじると酸っぱい、それなりにそんなんが好きな人もいるだろうけど、小娘のような味のワインなぞ、アタシャいらん。

そんなことを帰宅してカミさんに言ったら、「じゃ、婆ちゃんのような味が好きなの?」。

パカタリ! そこまで熟成させたら酢になっちまう。“熟女のような味”に決まっとろうが!

aosahagi

アオサハギの赤ちゃん2匹@柏島。
色違いで並んで泳いでくれて、なんとも絶好のシャッタータイミングだった。で、撮れたのはこのワンカットのみ。
獲れた直後のワインはノーグッドだけど、人間も動物も魚も生まれた直後はベリーグッド!です。

もちろん私は言語学者ではないし、茂木健一郎さんのような脳科学者でもないけれど、ワタシ的考察するに言語というものは使わないと脳みそから出てこなくなる。
例えば英語。海外に行ってしばらくは聞き取り辛いし言葉が口から出てこないが、数日すると耳も慣れ言葉もそこそこ出てくるようになる。
日本語も同じだ。
我が家では、「ホラ、そこのアレ取って!」、「ソッチのアレ、頼んだよ」、で会話が成り立つ。
これは家庭内において、ほとんど会話がなされていないという証左であって、さほど言語を必要とせずに生活してる…ってことだ。だから、時に普段の生活とかけ離れた物事に事が及ぶと大変なことになる。

「パソコンが変だったんで覗いたらコード、クチャクチャで、やったんだけどダメだった」。

何のことかサッパリわからん。

パソコンに異常があって、直そうと行動はしてみた…までしか理解できん。
もしも家庭内において普段からパソコンの話しをしたり、はたまた政治や経済、時に哲学なんかの話題までもしてれば、きっともう少し固有名詞が出てくるんだろうと思う。

しかし、最近では物覚えが悪くなってきたのに加えて物忘れも多くなってきた。今にワタシの脳みそは空っぽになるんではないかと恐ろしい。言葉を多用して能の言語中枢を刺激する以前にボケが始まってるとしか思えん。先月もある人と道でバッタリ会って、とても近しい人だとは分かったが名前がとうとう思い出せなかった。
それでも立ち話出来ちゃうのがこれまた恐ろしい。

torautsubo


トラウツボ@柏島。
最近じゃあ人の名前同様に魚の名前も出てこん事が多々ある。でもこのくらいインパクトのある奴なら忘れない。
先月会った御仁、確かに地味~な人なんだけど、あとあと思い出したらアタシの大事な仕事先の社員さんだった。  間違いなくアタシはボケ老人になるんだろうな。

なんでもあのジャッキー・チェンは、デビュー当時一重瞼だったそうな。で、人気も全然なかったらしい。ところが彼を見出した監督が、二重瞼の手術を彼に勧め、ジャッキーが二重に施術した直後から爆発的に売れ出したんだとか。

アタシも一重だけれど、手術しなくても二重に出来るから今後は二重瞼状態にしたままでいようか。でも二重にすると少女漫画に出てくるような目になっちゃって、目がショパショパしてかなり辛いのが難点で、続けられてもせいぜい30分が限界。これでは意味がないか。

isigaki

パッチリおめめのイシガキカエルウオ。アタシがムリくり二重にするとこんなんなっちゃう。カエルウオだから可愛いが、ワタシの場合は気味悪いか。ヤッパ、今のまま一重でいよう。ジャッキー・チェンになれるわけでもないし。

我が家の玄関先はどうやら近所の犬たちの縄張り境界線らしく、何匹もの犬たちがマーキングしていきます。犬のオシッコくらいは我慢しても良いのですが、玄関先に植えてあったサツキが枯れてしまいました。
これは芳しくないので、通販で野生動物避け用の“オオカミのオシッコ”なるものを購入。もちろん中身は本物ではないでしょうが、これが効果てきめん! 一匹の犬も寄って来なくなりました。

家の裏側の塀にウ◯コしていくネコがいるのですが、今度はライオンのオシッコ捜して噴霧してやろうかと画策中です。

bluebandedgoby

ブルーバンデッドゴビー@ラパス・C59。
体長は2㎝ほどです。ブルーの帯が鮮やかなハゼです。ピョコン、ピョコンと移動するその動きが可愛かったです。この子のテリトリーはきっとこの岩場周囲3㍍ほどと思われます。

ようやっとラパスの報告ページ、アップしました。
お時間ありましたら覗いていってくださいマシ。コチラから。

小学校でサッカーを知り中学、高校とサッカーに明け暮れた(とは言っても高校1年で挫折)。
右利きだけれど左足でも的確に蹴れるということで、ポジションは常に左サイドだった。左サイドをピューマのように疾駆し、右サイドから送られたパスを豪快にシュートすれば、ワタシの蹴った弾丸シュートはゴールネットを遥かに飛び越え、反対側のグランドで野球の練習してる外野手の後頭部をものの見事に捕らえて昏倒させるほどの威力だったのだが、最近では寄る年の波に勝てず、弾丸シュートは見る影もなく、そもそもシュートすること自体が出来なくなってきた。

しかしワタシのシュートでゴールキーパーを再起不能にすることもなく今を迎えてることは、ワタシ的にはこれで良かったと思っているノダ。

macro

昨日、注文していた100㎜マクロレンズが届いた。でも、今のところ潜りに行く予定はないのが悲しい。
100㎜使うのだから、レンベか一昨年行ったムンジャンガンにリベンジか、はたまた柏島かと思いは広がるばかりななのだけど、年が明ければサクラの植樹活動が佳境となる。

hotate
一昨年、やっと逢えたホタテツノハゼは、60㎜ではここまで寄るのが限界だったけれど、


hotate2
今度はこのくらいまで寄った写真が撮れるだろう。

カメラの技量はまだまだ稚拙だけれど、道具で技術の無さをカモフラージュするのだ。

サッカーもそんなこと、出来たらまだまだ楽しめるんだけどなぁ。

先々週は福島県、そして先週は宮城県と2週続けての出張で肉体労働してきたから、さすがに昨日は身体が悲鳴を上げ始めてました。ちょっと早めに帰宅出来たので駅前の薬局で入浴剤を購入して、の~んびり時間をかけて入浴し(膝を伸ばして入れるお風呂が欲しいなぁ)、ちょこっと飲んだら(ホントはボトル半分飲んだ)気絶してしまった。
疲れが溜まってたのが原因ではなく、単に飲み過ぎ…って声も聞こえてきそうだけど、おかげで今朝は爽やかに目覚めることが出来た。寒さにめげることもなくネ。

bleny

パナミックファンジットブレニー。ひょうきんな顔していてアタシ的には好きな部類に入るサカナだけど、ここに居てはあまり注目されんよなぁ。ここのアイドルはアシカの赤ちゃんたちだから、ほとんどのダイバーの視線はブレニー君に向けられることは無いだろう。

もしかしたらブレニー君もアシカの赤ちゃんに会いに来てたのかもしれない。何にせよ、彼にしてみればダイバーなどには無視されてた方が良いんだろなぁ。

今年。鹿児島県に属するある島で、海が好きで好きでたまらない!という気持ちがこちらにもビンビンと伝わってくる熱いガイドさんに会った。
私も海は大好きだけれど、それは自然が好き!のひとつであって、今は海にのめり込んでいるけれど昔は山だったし、今後はまた少年時代に夢中になった釣りに戻るかもしれない。要は自然の中にこの身を晒していることが好きなのだ。
izakayaだから私にとってその彼との出逢いはとても新鮮だった。

この本、酒をこよなく愛する私としてはとても新鮮な一冊だった。
日本全国の都市を、居酒屋求めて放浪記を書けるという立場も羨ましい。
居酒屋がメインだから、最近わたしがはまってるワインは登場してこないのはちょっと残念だけど、訪ねた先の観光ガイドには載らないようなうんちくも素晴らしいし、何より活字にするに一番難しい味や風味をわたし好みの言葉で表現してくれていて、自分も知っている店が登場してくるのも嬉しかった。

さて今夕から東北へと向かう。残念ながらかの地を居酒屋捜しながら徘徊するような時間は無いけれど、一軒くらいは現地の居酒屋の暖簾をくぐってみようと思う。

このシリーズは何冊かあるので、自分の故郷が紹介されている一冊を購入されることをお薦めします。まずはシリーズ集大成のこの『自薦 ニッポン居酒屋放浪記』の後書きを一読されたし。きっとそのままレジへと持っていくことになるはず。

先日、昼メシ食べにフラリと初めて入ったお店。テーブルの上にあったメニューから一品選んで注文し、店内をよくよく見回してみると何か変。テーブルの上のメニューは普通の定食屋のそれだけど、店内の壁にはラーメンの品書きがそこかしこにある。
食べ終えてお勘定払うときに、「ここはラーメン屋さん?」と聞いたら、「たまたま定食始めたら、そっちの方が人気になっちゃってネ(笑)」とお店のオネーサン。

アタシが食べた生姜焼き定食(780円!)は、「味は二の次、値段で勝負!」的なお味だった(その味からして780円は高いけど)。本業のラーメンのお味も想像に難くないなぁ。
このお店、「本業は?」と聞かれたら何と答えるんだろ?

yosujimodoki

先回に続き今回も質問です。
「このサカナ、な~んだ?」。

ヨスジフエダイに似てるけど、よ~く数えるとラインは5本。ゴスジフエダイ? 
こちらもラパスの固有種だそうで、ブルーアンドゴールドスナッパーというそうです。見た目も似てるしスナッパーと呼んでるし、ヨスジフエダイと仲間であることは間違いない。

このくらいの相違はラーメンで言ったら塩ラーメンと醤油ラーメン程度の違いと思うけれど、ラーメン屋入って生姜焼きや鶏唐揚げ定食出されると、もはや何屋かワカラン。今度行ったときにはお菓子屋さんになっててもアタシャ驚かんぞ。


kouyo

先週末、福島県は川内村へ行ってきました。郡山から川内村へ向かう途中の峠では、上の写真よりもっと綺麗な紅葉が見られました。

ということでさて……。
この写真の魚、な~んだ?
biccha

オヤビッチャと思うでしょ? ブッブッ~! 違うんだそうです。パナミックサージェントメジャーという魚で、ラパス固有種らしいです。
確かに実際に見るとオヤビッチャよりちょっと大きい。しかし、ど~見たってオヤビッチャじゃん! 
ということで、少々調べてみました。
するとオヤビッチャの黒帯は必ず5本なんだそうですが、こやつには尾ビレの付け根にうっすらと6本目があります。それと黒帯の位置がちょっと異なるんだそうです。どこがどのように異なるのかアタシには見分けがつきませんが。
まぁ、どちらにしてもアタシ的には暖かな海で会うにしては地味~な奴であることに変わりはありません。

地味~なサカナの話なのでせめて枕くらいにはと、何の脈略も無く紅葉の写真なんぞを持ってきた次第です。

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