タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2012年03月

クチを開けば愚痴や文句しか出てこない人がいます。
昨日、古くから知る方と久しぶりに会いました。その方がまさにそのタイプのお方で、昨日も会うなり会社上司のやり方が気に入らないとか取引先の若社長はバ◯でしょうがないだとか、文句とも愚痴ともつかぬ話題で始まりました。最後には「自分は理解されていない」というような意味合いのことを言ってましたが、本人は気付いていないのですね。
それだけいっつも愚痴や文句しか言ってないんですから、聞いてる方も「他所で自分のことも言われているだろうなぁ」と感じていることを。距離を置かれるのは当然なんですがね。

napo

さてこの写真。ダイバーがナポレオンに膝蹴り喰らわしてるのか、はたまたナポレオンがダイバーの膝頭にアタックしてるのか? 撮った私もわかりません。

@パラオ・ブルーホール in2009

しかしまぁ、これだけ至近距離でナポレオンに寄れるってのは非常に珍しい。
先のお方も心を開いて相手の良いところを見つけるようにしていれば、きっと色んな人が寄ってきて、もっともっと楽しい毎日になると思うんですけどね。




今夜から再び被災地入りします。3月になってから毎週末です。東北はまだ、春、遠かりき、です。




けっこうな数のサカナが、その幼魚時代と成魚となってからとで似ても似つかぬことがあります。ハコフグがその代表格ですが、このサカナたちもそうです。

inazumayakko

tatejimakinchaku

上はイナズマヤッコ、下はタテジマキンチャクダイ。共にスズキ目キンチャクダイ科に属します。共に成魚ですが、イナズマヤッコの子供時代はこんなオレンジ柄は無く薄いブルーのタテジマがあり、タテジマキンチャクダイの子供時代は黒地に白い丸い帯があってまるで鉄砲や弓矢の的のような紋様をしてます。

ほとんどの動物が(含むニンゲン)、赤ちゃんの頃や子供の頃が可愛いのですが、わたし的にはこのキンチャクダイ科のサカナは成魚の方が好きです。
幼魚時代も可愛いのは否定しませんが、この成長してからの艶やかさが堪らなく好きです。まさに舞妓さんのような、夜の銀座を闊歩するホステスさんのような艶やかさがなんとも魅力的だと思いません?
おぉ、そうか! 大きくなってヒネてくるから可愛くなくなるんですね。(特にニンゲン)
大きくなっても艶やかで目を楽しませてくれて優しい人(限るニンゲン)は、大きくなっても、いえ、むしろ大きくなってからの方が魅力的なのかもしれません。(男限定?)









huchout

穏やかな海中で、よくイカやウミウシ、クマノミなどの卵を見つけます。で、しばらく凝視してると目玉がキョロキョロ動いたりするので、もうちょっとしたら生まれてくるんじゃないかと待つのですが、誕生の瞬間に遭遇したことはありませんでした。
ところが今回、レンベの海で初めてイカの誕生(ハッチアウト)の瞬間に遭遇しました。
上の写真、イカ赤ちゃんの頭が卵から出ているのが判りますでしょうか? 今回もまた下手くそな写真でピントが手前になってしまってますが、何とかお判りいただけるのではないかと……。(^^;)

待望の瞬間に遭遇できて、ホントだったら喜び歓喜し海中で踊りだしていたところなのですが、この時のガイドさん、このシーンを見せたくてサンゴの中に産み付けられた卵を無理矢理引っ張り出していたのです。
サンゴを指示棒でバキバキ折って、奥に産み付けられた卵を引っ張り出すのです。正直、嬉しさなんて吹っ飛んじゃいました。
そこまでして見たくはないのですよ、ガイドさん。「見せてあげたい」ってお気持ちはわかるけど、それをやっちゃあいけません。見せられた方はちっとも嬉しくないのですよ。

huchout2
せめて生まれ出たこのイカの赤ちゃんが無事に大きくなれることを祈りましょう。




shawer

タイやインドネシア、フィリピンなどのトイレでよく見かけるこのシャワー。初めて見たときはこれで頭とか身体を洗うのだと勘違いしてました。実際はトイレ使用後に使うのですね。
使ったこと、あります? 私は昨年行ったマブールで初めて使用しました。
ホントは使いたくは無かったのですが、なにせ泊まったところが水上コテージですので、なるべく紙などは流さない方が宜しい。……ってことで使ったのですが、これが初心者にはなかなか難しい。
目標にピンポイントで当たらないのですよ、なかなか。標的外してあっちこっちビチャビチャになるんですな。(結果、余計に紙を使用する
今じゃウォシュレット付いてないトイレの方が珍しい日本で生活してるわけですから、慣れてしまえばこの手動ウォシュレットもありがたい存在となりました。
ところが今回泊まったマナドのキマバジョ、利用した部屋のこれが壊れてまして、チョロチョロ水が漏れっぱなしなんですよ。当然トイレや果ては洗面所までが水浸し。これは非常に気分よろしくありません。


マナドから話は前後してレンベに戻るのですが、今回レンベに到着したその日にナイトダイビングに参加したのですね。その時、なんかやけにマスクの中に水が入ってくる。まぁ、髪の毛がマスクに挟まっていたりして、良くあることです。ところが、その翌日もキマバジョのトイレ・シャワーのようにチョロチョロと水がマスクに入ってきて、だんだんその水量が多くなってきた。マスク・クリアが忙しいのなんの。
そんな私を見ていたマイバディ(かみさん)が、「顔のシワが増えすぎてマスクが合わなくなったんじゃない?」と。

「何を言う! それはお前だろ!」 (とは言えん)

しかし確かに変だ。
マイバディも「マスク、破れてんじゃない?」ってんでよくよく見てみたら………。

mask

しっかり破けとった。
これじゃぁ水が入ってきて当たり前です。

さあて困った。これからまだ4日も潜るというのにオンボロのレンタル・マスクで潜るんかぁ?と思っていたら、「2つ持ってきてるから貸しましょうか?」という御仁がいらっしゃった。
有り難く最新おニューのマンティスをお借りした。
私の破けたマスクより使い勝手が良かったのは言うまでもありません。U田さん、近日中にご返却いたします。

今回はトイレもマスクも水漏れはいただけない…というお話しで………。  
お粗末!




hosefish1

今年が辰年だからってワケでも無かろうに、レンベでもマナドでもやたらシーホース(タツノオトシゴ)に会った。
写真の黄色いのから茶色いの、体長1㎝に満たないのやお腹プックリ抱卵中の奴(タツノオトシゴはオスがお腹でタマゴを育てます)まで、あちこちでやたら出会った。

いつも思うのだけど、こいつらいっつも昼間っから寝てるんじゃなかろか?と思ってしまう。
波の揺れに任せたまま右にドッタリ、左にバッタリと、まるで起きあがろうとする意志を感じられん。
ときたま、どうやったらあんなに早く泳げるのかと思うスピードでピュ~ッと立ち泳ぎ(しか出来ない)してく奴もいるけど、ほとんどがレレレのおじさんみたいな目でビッタン、バッタンと左右に叩きつけれられてる(ように見える)。

hosefish2

いくら私が泥酔しても、あそこまでユ~ラリ、フ~ラリは出来ん。(ン? 自分がそう思ってるだけか?)

あぁ! 大変だ! ま~た時間を費やしてしまった。
昨日から溜まった仕事を消化しきれていないんです。自業自得とはいえ、やっぱりしんどいなぁ。
それより、あたたかく私の休みを許してくれてる仲間に感謝!m(_ _)m
さぁサッとお腹に何かかっ込んで、仕事!シゴト! 明日も早起きしなくちゃならんし。






何度も書いてることですが、私は海外でのダイビングは基本的にリピートしません。サイパンは除きますよ。なにせあそこは伊豆の雲見あたりに行くより手軽なんですから。

リピートしたい、また潜ってみたいところはいくつかあるのですが、根が欲張りなので「もっと素晴らしいところはないかいな」と新たな土地に行ってしまうのです。
ところがココ、レンベだけはこれで3度もリピートしてしまいました。

海の底には樹木や葉っぱがそこらにあるし、海面だって生活廃棄物が浮いてます。
宿泊施設だってそれなりにリゾート風ですが、白い砂浜も無いしプールは一応あるけど誰も泳がないし、モルジブあたりと比べたら点数なんて付けようがない施設です。
それでも海の中はメッチャ面白いしスタッフはとってもフレンドリーで気配りも素晴らしいので、とうとうこれで3度目です。

fairly

なので今回はスラウェシ島北東部のレンベと中央西部のマナドの異なった海両方を潜ってきました。そっちのトリップの話しはこのブログじゃなくてウェッブの方にアップしようかな、と思案中です。

レンベの面白さはその魚種の豊富さと多さにつきます。
写真のヘアリーフロッグフィッシュはまさにレンベの看板魚でしょう。バンガイカーディナルフィッシュ(↓)を代表格とする人もいるでしょうが、私はやっぱりこの奇怪な魚に軍配を揚げます。
bangai

バンガイカーディナルフィッシュは確かに可愛らしいけど、このヘアリーフロッグフィッシュに比べたら……。どうです?
海底に堆積したゴミ溜めのようなところにこんなのがいるんですよ!

上の写真のヘアリー君は体長2㎝ほどです。顔の前の指示棒の太さと比較してください。こんなちっちゃなゴミ毛玉のような奴をゴミ溜めのような所から見つけだすガイドさんの目にも驚きです。



今回はこんなマクロな海と、ブナケン島のガンガン流れるドリフトダイビングの両方を満喫しようと、贅沢なトリップを企てたのでした。
ところがそのブナケン島では………。続きはいつか。今日は時間も無いのでここまで!

さあ、昼飯食ったら仕事だ! 仕事!(いっぱい溜まっちゃてるのです、当然ですが




Nolimit先月、クライマー・栗城史多氏の講演会を聴くチャンスがあった。
その時のお土産に、彼の著書「一歩を越える勇気」か「NO LIMIT」のどちらか一冊を貰えるというので「NO LIMIT」をお願いしていた。
昨日、それが届いた。すっかり忘れていたのだった。

講演では彼が引き籠もりだったことや、なんで山に登り始めたのかを交えながらエベレスト無酸素単独登頂にまつわる話しなどが聴けた。
少しも悲壮感無くむしろ笑いを招く話しぶりは、極限を極めたゆえのものだと感じた。
自分も一時、登山にのめり込んだことがあるから、彼のやってきた、そしてこれからやろうとしていることの凄まじさは肌感覚でわかる。

山を登る楽しみには頂上を目指す、一番上に立つ、初ルートを切り開くなどなどあるけれど、私はすでに一般ハイカーと一緒で山自体を、頂上までの道程を楽しむことしか出来ない。

この本は彼のエッセーと写真をまとめたものだ。写真好きの私には、どの写真も素晴らしい。写真を撮るという行為は、タイミングや技量の問題もあるけれど、私は「そこに行かなきゃ撮れない」写真が好きだ。だからこの本に載る写真は、私にはまず撮ることが出来ないものばかりなのだ。B6版の小さな本だけど、載ってる写真は迫力満点! こんな写真が撮れるところに一度は行ってみたいなぁ。

kuriki1


「夢は、折れなければ実現する。
 僕は身をもって証明したい。
  見えない山を登っている
    すべての人のために。」

                                    (本より抜粋)


酸素濃度は地上の3分の1。氷点下40度近くにもなる、生き物を寄せ付けないデスゾーンを単独で登り詰めた者の言葉は重みがある。






boroボロカサゴだと思います、たぶん……。この種はなんか色々といて、よくワカランのです。
しかしまぁ、なんとも凄まじいお姿です。こんなにヒレがスッカスカじゃあ、水を掻いても前に進まんのでは無いかと心配になるのですが、基本的にこのお方は泳いで行って獲物を捕るのではなく、獲物の方が近寄ってくるのを待ち伏せするお方なので、このボロボロのヒレはむしろカモフラージュのためなんでしょうな。
それにしてもこんな場所に居れば、ボロボロ姿はむしろ目立ってしまうと思うのですが、この方はここがお好きらしく、ズ~っとここから離れようとはしませんでした。

さて今週末、レンベへと向かいます。これで3度目です。今回はノース・スラウェシを横断します。レンベで3日潜ってその後マナドに移動し、ブナケンで潜ります。なので今回もマクロとワイドと両方を持って行きます。

さて今回もあの場所にボロカサゴくんは居てくれるでしょうか?
今度はもう少し可愛いおメ目で向かえてくれると嬉しいなぁ。







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先週木曜日の夜に被災地入りしました。金曜日は雨、そして土曜日は雪と、生憎の天候で作業はまったくはかどりませんでした。
ようやっと晴れた日曜日。午前中にまだ残るガレキの撤去をしその日の午後、招かれて追悼式典に参列してきました。
あれから一年、被災した人々にとってはきっとアッという間の一年だったに違いありません。人々の顔には笑顔が戻ってきてはいますが、あの日を思い出せば笑顔は一瞬にして消えてしまいます。この日も会場はすすり泣きであふれました。

gareki2
ガレキの中からは、色がとんでしまった記念写真や手作りの洋服を着た小さなキューピー人形などが出てきました。
写真に写る4人はみな笑顔です。泥にまみれたキューピー人形は、小さな女の子の宝物だったのかもしれません。

人は必ず何かを失っていきます。それは仕事だったり、肉親だったり、お金だったりするのですが、消失が続くことはあっても大抵一つずつ失っていきます。
しかし、被災地の方々は全てを一度に、一瞬にして失ってしまいました。
ガレキを撤去しながら、写真に写る人やキューピー人形の持ち主のことを考えていました。写真や人形は失ってしまったわけですが、せめて笑顔で生きていて欲しいと願います。




ちょっと暖かくなってきたなと思ったら、また今朝は冬になってた。
春はちょっと遅刻してるのかもしれないです。

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昔はいっぱいあったレンゲ畑が、ほんとに減ってしまった。
畑の休耕地にレンゲを植えているわけだけど、私はあのレンゲ畑にゴロンと寝ころんで凧揚げするのが大好きでした。
凧揚げといやぁ冬の風物詩でもあるのだけど、風の子だって寒いものは寒いのだ。だから、私はちょっと暖かくなってきた小春日和に凧揚げするのが好きだった。風が弱くて凧揚げするには不向きな季節でもあるのだけどね。どうせすぐに凧揚げには飽きて、トカゲ捜したり女の子みたいにレンゲで花輪なんか作ったりしちゃうのだった。
そんな子供時代でも、あのレンゲ畑にゴロンと横たわれるのは、なんか幸せだなと感じた。いま、この年でやったらどうなんだろう。やっぱり幸福感に満たされるだろうか?

本日より東北に向かいます。
目的地はまだ雪がいっぱい残っているようです。ゴロンと横たわるのはまだ無理そうです。
早く春が来ないかなぁ。

追伸:写真は昨年4月に行った大分県。春の湯布院駅です。




先週の週末には姿を見かけていたのだけれど、けさ今年初めてのウグイスの鳴き声を聞いた。残念ながら聴力の弱い方、左耳でだった。
その年初めてのウグイスの声を右耳で聞くと良いことがあるのだそうだ。ここ数年はずっと右耳で聞いていたのに、今年はとうとう左耳から「ホ~、ホケキョ」が飛び込んできたのだった。それもトイレの中で。

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蛾や蝶などの昆虫で、羽に目のような紋様を着けているものは珍しくはない。
鳥などから身を守るためらしいけれど、もともと小さな身体に大きな目がさもあるように見せかけて、果たして防御の役にたつのかしらん?

さて写真に登場するはフォーアイズバタフライフィッシュ。確かに左右を足せば4つ目があるようには見えるけど、このサカナの紋様も含めて4つの目を同時に見ることは可能なのだろうか? どうやっても2つしか見えないと思う。正面からは本来の目しか見えんだろうし、横からはご覧のごとく、後ろからだって模様が2つ見えるだけだろう。
フォーアイズとは随分と無理したネーミングだと思う。
チョウチョウウオの仲間は種類が多いので、きっと半ばやけくそ的に名前付けたとしか思えん。





ダイビングでの撮影中、何が困るかっていえば流れだ。
ドリフトダイブは好きだけど、写真撮るにはあまり良い状況とは言えない。被写体対象物によっては流れに乗ったままパチリとやる方が良い場合もあるけど、通常はピント合わせたり絞りを調節したりするので、流れは邪魔になる。

そんな流れがあるときは、どこかに捕まるか着底して身体を保持するわけなのだけど、これがまた結構大変だ。海中では掴まれるような場所はそうそう無い。サンゴに掴まるなんてもってのほかだし。

azahata

こいつも写真は撮らんけど、掴まらねばならぬワケがあったのだろう。い~なぁ~、サカナはサンゴに掴まっても怒られないしサンゴを痛めることも無い。サンゴの胞子毒だってヘ~キだし。

ニジハタではないかと思うのだけど、よ~ワカランです。
それにしても起用だ。胸ビレ使って突っ張ってる。

両手が使えない(カメラ持ってる)私には、とっても羨ましいのだった。






私は声がでかいらしい。人によく、そう言われる。
しかし私にしてみれば声がデカイのではなく、声が通るのだと思ってる。
とはいえ数年前に患った突発性難聴の後遺症から左耳の聴力がガクンと落ちたので、確かに声が大きくなってるのかもしれん。

napo


水中で会話が出来るってご存じか? ちょっと練習すると、ダイビング中にマウスピースをくわえたまま話すことが出来るようになる。けっこう便利で、私はガイドさんと水中で話したりしてる。
しかしかみさんに話しかけてもいつも「????」だ。何故だろう? 無視してるのか?


昨日の昼。食事を終えてちょっと読み残しの本を読み切るために近所の喫茶に入った。
するとかなりご高齢のおじいさん3人が入ってきて、私の隣の席に座った。

声がでかいのだ。

ちっとも本に集中出来ん。

本を読むのをあきらめ始めたとき、



爺さんA「ここはスタバかい?」

爺さんB「いや、違うよ」   
※筆者注=ベローチェです。

………3人分のコーヒーを買ってきた爺さんCも席に着く………

爺さんA「やっぱりスタバのコーヒーは旨いね」

爺さんB「だから違うって!」

爺さんC「いや、それはコーヒーだよ」

爺さんA「スタバに来たらコーヒーに決まってる!」

もう本を読めるような状況ではなくなった。(TДT)








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