タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2007年08月

ここ数日、気温も下がって熟睡できます。
窓を開けたまま眠るのですが朝方なんかは寒くて上掛けが必要なほどです。
お陰でこの数日間、見事に熟睡しています。

熟睡しているわりに目覚めが悪くて、

もっと眠りたい!

と身体が言うことを聞いてくれません。
夏バテなんでしょうか?

半分しか開いていない目をこすりながらシャワーを浴びて、ようやっと目が全開になるのです。

8月に入っても土日もサッカーの練習があったり合宿があったりして、ほとんど無休状態だったから身体が少し休ませろ! と言っているのかもしれませんね。

それを如実に証明する事件が先日起こりました。

いま、奥歯の治療で歯科に通っているのですが、その治療中にナント!

爆睡してしまいましたf(^_^;)

待合い室ではありません、治療中に、です。

そう、

大きな口を開けたまま熟睡

しちゃったのです。

治療する反対の奥歯にお医者さんの指を噛まないようにする器具・バイト・ブロッカーなるものを咬まされるので、口を閉めることが出来ません。

普通だったら、いつあの激痛が襲ってくるかとビクビクしている歯の治療中に、治療台で熟睡する人って多くはないでしょうね。
しかも私は熟睡中にしっかり夢も見ていて、担当医が、

「タカラガイさん、大丈夫ですか!」

と大きな声でわたしを呼ぶ声すら夢の一部として聞いてました。

ハッ!と目覚めて爆睡してたことを話してあげたかったのですが、大口開けられたままなのでアー、エー、オー、しか言えません。とても残念でした。

私が爆睡していたことを知ったら、絶対に先生は自慢になるとおもうのですよ。
それほど心地よい治療なのだと。ウデが良いのだと。 

サッカー合宿に参加してきた。
私にとって“合宿”という言葉からは地獄のという形容詞が必ずイメージされるのだけれど、この合宿は小学生サッカー小僧の(女の子もいるけど)合宿で、地獄どころか楽しい合宿だ。

山中湖で24日(金曜日)から3泊4日。
楽しいといってもコーチや引率担当者にとってはそれなりにキツいものがあって、私も今日の早朝5時に起きて合宿所を先に失礼し、会社に向かった。
合宿は今日までなのだが、どうしても休めなかったからだ。

しかしそれでも総勢77人もの子供達と一緒に過ごす4日間は楽しいものだ。
中には生意気な子供もいるけれど、それだって可愛いものだ。

コーチや引率者にとって一番の心配事が子供たちの体調と事故で、それさえなければ合宿は成功だと私は思っている。

実は私の合宿参加は10数年ぶりのことなのだけれど、かつて台風で半日しかサッカーが出来ず、合宿所で缶詰のまま合宿を終えたことがあった。
コーチも子供もこれほど残念なことは無いのだけれど、子供たちは仲間同士で過ごしたことが忘れられない想い出になる。

だから、元気で何事もなく合宿を終えることが出来ればそれで万々歳なのだ。

子供と引率者を合わせると90名近くになるので、当然バスを借り切る。
しかし途中で東京に戻らなくてはならないことが判っていたので、わたしは自分の車で合宿所に向かった。a4b17c72.jpg


山中湖へは中央道と東名のどちらからでも行けるけれど、どうせ独りを満喫できるのだからと私は東名を選択した。

このコースで山中湖に向かうと途中で明神峠、三国峠という二つの峠を越える。
道路幅も狭いワインディング・ロードなのに、走り屋達のタイヤの跡がコーナーには必ず何本も残っていた。

近くに富士スピードウェイがあるからか、きっとレーサー気取りになってバカな走りをしているのだろう。
勝手に事故ってくれるのは構わないが、他人の迷惑&巻き添えだけはご勘弁願いたい。
わたしもいつ目の前のカーブから下手くそなレーサー気取りが飛び出してくるのではないかと冷や冷やしながら峠を越えた。

その峠を越えたとき、カーブの視界から山中湖が見えた(写真)。
写真を撮ろうと車を止めて外に出たら寒かった。
山中湖は河口湖近辺より6?7℃ほど気温が低いそうだ。
それ故に合宿に適しているのだろう。「東京は今日も36℃だったらしいよ」との話を耳にしつつ、夜は半袖では過ごせなかった。
就寝前には少しアルコールも入り、当然爆睡だった。この時期、クーラー無しでも汗もかかずに眠れることの何と嬉しいことか。

さて私がいる間には健康をそこなう子も事故もなかった。
参加した子供たち全員、無事で帰ってくることを願おう。あと1時間ほどで合宿所を出るはずだ。

居間のテレビの調子がかんばしくない。
ときどき画像が歪む。

それに加えて画面の色調がおかしくなってきていて、色調調節しても見づらくて目が疲れる。
24年前に購入したズングリムックリ大型27インチのブラウン管テレビだから、そろそろポンコツになっても不思議はないのだが。

来る地上波デジタル時代に合わせて、最新型の液晶かプラズマを購入しようと家族からの提案があったが、ニュースとスポーツくらいしか観たいものが無いから、壊れるまで使って映らなくなったらテレビ無しの生活にしてもいいんじゃない…と言ったらやっぱり家族は無いと困るらしい。あっさりと却下されてしまった。
本当はわたしも困るのだが、どうしても観たい番組はパソコンで観ればいいや…と考えていた。

実際、ふだんテレビのスイッチを入れるのは出勤前の朝食時と夕食時、そして就寝前のベッドの中くらいだ。それにしたってクソ面白くもない番組ばかりで辟易し、スイッチを切る事が多い。

ニュースとスポーツ、そして映画くらいが観たい番組だけれど、映画にしたって吹き替えだから邦画以外はDVDを借りてきた方が観やすい。
子供たちにとってはテレビ・ゲームが出来なくなるのが一番、困るだろう。

結局、今の時代、テレビは受像器ではなくなってモニターと化しているのではないだろうか?

そんな事を考えながら、家族の最新薄型テレビ購入大作戦会議を傍聴していたら、地上波デジタルは都内でも現状では映り辛い場所があって、その場合、アンテナの設置工事に100万円近くかかる場合もあるらしい。
もしも我が家がその“映り辛い場所”だったら電波でのデジタル受信は諦めて、有線テレビか光ケーブルでのデジタル放送に鞍替えする作戦のようだ。

それにしてもテレビ自体が決して安い買い物じゃないのに、アンテナ設置でまた費用がかかるとなると、果たして2011年に完全デジタル移行して大丈夫なのか?

なんだか一番テレビを必要とする人がテレビを観られなくなってしまうような気がする。

いや、それにしても連日………。









アジィ~!






外回りをするたびに背中から汗が流れてきてパンツまでびっしょり。


我が家はクーラーを年間でも20時間ほどしか使用しないので、暑さには本当は強いはずなんだけど、電車に乗っても打ち合わせでも、どこもかしこも冷房ガンガンなものだから、外に出た途端、


アジィ~!  となります。


ちょっと冷房の使いすぎではないですか? 
それでなくとも地球温暖化で日本が亜熱帯地域に格上げになりそうだというのに。

そこでちょっと、電気を使わずにしばし暑さを忘れるお手伝いをいたします。




みんなで水風呂に入りましょう!

1時間は涼しく過ごすことが出来ます。


エッ!? 勤務中にどうやって水風呂に入るのか……ですって?
そりゃそうだ。

では、小樽に泊まりに行きましょう。
泊まるのは小樽のHホテル。それも6階を指定です。





実はですね、先月北海道に行ったのです。


あっ! その事は書きましたね。


その時小樽に宿泊しまして、このHホテルの6階に投宿したのです。


なかなか寝付けませんでね、ずっと。
決して翌日のゴルフが楽しみで興奮してたワケではないのですが、結局、明け方になってうつら、うつらした頃に、


パタパタパタ…


というスリッパで廊下を走り回る音と、



「ハハハハ!」



とう子供の笑い声が聞こえたのです。

こっちはやっとこさ睡魔のベールに包まれはじめた時で、何とも迷惑な家族だなぁ…、とそれっきり忘れて深い眠りに落ちました。



そして翌朝。


私が同行者に、
「いや~、昨夜は枕が変わったせいか眠れなくて困りましたぁ」
なんて話していたら、バスの後ろの席の人が私の背中をトントンして、

「あのぅ~、確か同じ階でしたよねぇ。でしたら夜中に子供が走る音、聞きませんでしたか?」


「はい、聞きましたよ。迷惑な家族連れですよね。早朝に子供を大騒ぎさせて出かけるなんて」。


「エッ? 早朝? あれ、夜中の3時頃でしたよ」









・・・・・・・・?






3時? ワタシの記憶ではその頃窓がうっすらと明るくなっていたと記憶するのだけど………。

そう言うと、
「いえ、間違いないです。トイレから戻ったらあの音が聞こえて何でこんな夜更けに子供が走り回るのかと不安になって時計を見たんです、わたし。 間違いなく3時でした。それで私も眠れなくなったんです。怖くて…。」





あれは座敷童子(ざしきわらし)だったのでしょうか?

確かに出かけるにしたらスリッパは不自然だ。

どなたか避暑を兼ねて確かめに行きませんか?





























































おめでとうございます。
ここまで白紙状態でも読み続けた人だけがもう一つ、怖い話を読むことが出来ます。






わたしが使用している櫛は父の形見でしてね。
櫛は“苦”と“死”につながるから貰ったり拾ったりしちゃダメだと何時もお袋は言っていたのですが、わたしが父の櫛を欲しいと言ったときには反対しませんでした。


その櫛なんですけどね……。

先日の事なんですけど、シャワーを浴びてその櫛で髪をとかしたらプ~ンと父の匂いがしたのです。
その事をかみさんに言ったら、

「あんた、そりゃアンタの加齢臭ってやつだよ、アハハハ」。







(アナタいま、ひょっとして笑ったでしょ?)






その香りは私の匂いなどではなくて、懐かしい

父が愛用していたポマードの香り

だったのです。





作り話ではありませんよ、本当です。
わたしは整髪料の類は一切使用しません。
7年も使い込んで、父のポマードが残っているはずもありません。





お盆です。



父が帰って来ました。




ここ1~2年で旅に求めるものが変わってきています。
若い頃、特に学生時代はひたすら移動して貪るように何でもカンでも見てやろう…という旅でした。7450aca2.jpg


ところがここ数年、目的地こそ遠くなったものの現地での移動半径はグンと狭くなりました。
そこに行くことが目的のように変わってきたのです。

今年の5月。ゴールデンウィークを利用してクック諸島に行って来ました。
しかしクックに何を求めていたのか、実は今の時点で思い返すと判然としないのです。

少なくともダイビングが一番の目的でなかった事は間違いなく、私はきっとアイツタキのラグーンを一番の目的にしていたように思うのです。
結果としてアイツタキのラグーンの美しさが一番今でも脳裏に焼き付いているからだとは思うのですが、思い返してもそれ以外に何を期待していたのか……、無いのです、何も。

確かにダイビングも美しい海の中で、期待以上に堪能出来ました。5d16f99b.jpg

透明度も高く、サカナ達も人を恐れず寄ってきました。

しかし、インドネシアのメナドタヒチランギロアのようにダイビングそのものを堪能するような海ではなかったのです。


年相応の旅の楽しみ方があるのは当然ですが、最近は時間を楽しんでいるように思えます。
そこで過ごす時間を楽しむのです。
だから、目的地に着くまでの時間は何時間かかろうと気にしませんが(近いに越したことはないけれど)、目的地でどれだけ濃密な時間を過ごせるかが重要になってきました。

その伝でいけばメナドもランギロアも濃密な時間を楽しめました。
しかし、ここ数年で訪れた地で一番濃密な時間を与えてくれたのはモルジブでした。
歩いても20分とかからない周囲2?ほどのマクヌドゥという小さな何も無い島が、もの凄い濃密な時間を与えてくれました。5ac64e92.jpg


朝の目覚めから夜の就寝まで、自分のリズムに合わせて自然と島のスタッフ達が私を飽きさせないのです。

鳥も魚も私を楽しませてくれるし、第一、コテージから眺められる海を見ているだけでも飽きないのです。

島に滞在する人々がみな良い人ばかりだったのも、日本人や私が苦手なお隣の国の人に会わなかったのも良かったのかもしれません。
しかし短かった4日間という滞在期間中、あれほど私を飽きさせない島は初めてでした。
時間が本当に足りなかった。日本に戻りたくないなぁ、あれほど思ったのも初めてでした。
モルジブが人気な理由が判りました。

これからまだまだ知らない国や島、土地を訪問し続けますが、もしもリピートするなら、1d24084b.jpg

1.モルジブ
2.ランギロア
3.メナド
です、私にとっては。





【写真説明】
上からアイツタキ・ラグーンのバード・アイランド。
アイツタキ・ラグーンでシュノーケリング中に撮影。
マクヌドゥのコテージから鳥を見つけて。
同じくマクヌドゥのサンセット・ビーチで肩を寄せ合うカップルと傾く太陽。



62年前の今日、8月6日8時15分。広島に原爆が落とされた。
そしてその3日後の8月9日11時2分、長崎にも投下された。

昨日、映画『夕凪の街 桜の国』を観てきた。
その映画の中でこんな台詞が私の胸を打った。
「何で広島に原爆が落ちたんだろ?」(弟)
「落ちたんじゃない。落とされたんだ」(姉)

アメリカは意図して大量殺人を行った。
主人公の皆実(みなみ)は、それを「誰かが私を生きていて欲しくないと思ってる」と受け止める。
その50年後、姉の50回忌で広島に向かった父の後を追う娘の七波(ななみ)は被爆後に自分を産んで死んだ母や祖母から、戦争の事を何も聞かされていなかったと気付く。


私の両親も戦争体験者だ。
そして私も七波と同様、戦争の事を殆ど聞かされていない。唯一、父から満州(今の中華人民共和国北東部)に渡ったことだけを、小さい頃に聞かされた記憶がある。

過去の事を忘れてはならないと思う。けれど、私たちはその過去の教訓をどのように今とこれからに生かすかが大切だと思う。

中国も韓国も北朝鮮も軍隊を持っている。
日本を快く思っていない北朝鮮は原子爆弾すら持っている。
もしも隣国が我が国に攻め入って来たらどうするのか?
「原爆を打ち込むぞ!」と脅してきたらどうするのか?

本気で右手を振りかざしてきた者に「待てまて、話せば判る」が通用するわけはなかろう。
その時、日本はどうするのか?
経済制裁すれば何とかなると思っているのだろうか? 
アメリカが救ってくれると本気で信じているのだろうか?

日本は絶対に広島や長崎のような悲惨な事を行ってはならない。
であるからこそ、この国と人々を守るためにどうすべきかを考えるべきだと思う。
今の日本は海に囲まれているというだけで、まさに無防備だと思うのだ……。


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