タカラガイの独り言

ちょっとした出来事やダイビングや旅のことなど徒然に。

2005年07月

海外でダイビングした際に困ること。
1.バディ・システムを徹底するショップに当たってしまって身体の大きな人や若葉マークさんと組まされたとき。
2.自分の知らない魚などに遭遇した際のガイドさんが外国人だった時。

オーストラリア・パースの西にあるロットネストという島へ行った時、身体の大きな外人とバディを組まされた。ここは船上でのブリーフィング後、バディ同士で勝手に潜らせるスタイルを取っていた。ガイド無しだ。
私は自分のナビ技術に自信がない。なので若葉さんも困るのだ。方向感覚ゼロ同士がバディを組んで潜るのは怖い(>_<)
ナビに自信が無いからこの時も「I'm After You. As you like.」。外人バディの行きたいところに従うことにしたのだ。ところがこの外人さん、やたらとエアーを消費するようで、最大でも水深15mもないのに30分ほどでイクジットのサインを送ってきた。
あんたに従うよ…とは言ったけれど、「もう上がっちゃうの!?」。私のゲージは残圧140近くを指してる。あと30分は軽く潜れたのに(T.T)

そして、もう一つ。ガイドが外人さんで、魚の名前を英語で教えてもらったとき。その時はスペルを聞いてメモしてくる。帰国後に和名を調べるためだ。
でも、最近はなるべく日本人スタッフのいるショップを選ぶようにしている。一緒に潜ってくれることが一番なんだけれど、一緒に潜ってもらえなくても後で和名を聞くことが出来るからだ。
お礼のメールと共に、帰国後に名前を教えてもらうことも度々ある。ただし外国では通信事情が悪い場合もあるので画像をメールに添付してはいけない。ウェッブ上にアップし、そこにアクセスしてもらって名前を教えてもらうのだ。

今回もメナドのタラサ・ダイブセンターのエリさんにお世話になった。現地でももちろん、帰国後も親切に魚の名前を教えてくれた。
今回のメナドでは400以上ものカット数を撮影した(何時も通り使用に耐えそうなのは数点しかないけど…(T.T)…)。当然のごとく名無しの権兵衛が写っていた。早速ウェッブにアップしてメールで教えを乞うたら、直ぐに返信してくれた。この親切さがとても嬉しい。そんなショップをなるべく利用したいと何時も思っている。

先回のダイビングで奥歯にスクィーズが生じた。スクィーズとは“Squeeze”で、直訳すれば“圧迫する”とか“脅す”とかの意だが、ダイビングでは水圧による不具合を指し、一般的なのは耳の鼓膜が圧迫されることで生じる痛みだ。飛行機に乗った際に耳がキーンとなるのと一緒。

ダイビングではバルサルバ法と呼ばれる“耳抜き”をすれば解消できるのだけれど、人によっては解消し辛い人がいたり、普段出来ても体調が悪いと出来なかったりすることもある。

今回、私は奥歯にこのスクィーズを感じた。何で歯に圧迫痛が起こるかというと、虫歯治療で詰め物を施してもらった際に小さな空洞域が出来るのが原因だそうだ。ほんの小さな空洞が水圧で神経までを圧迫するからだ。

今回生じた痛みは耐え難いほどではないのだけれど、少しであっても痛みは痛みであり、快適なはずのダイビングに水をさすことになる。

不思議だったなのはこの痛みが、潜行開始直後の水深が10?を超えた辺りから15?ほどの間でだけ生じたことだ。その水深域でいつも痛みが出るのではなく、潜行開始直後だけなのだ。一旦その水深を(痛みを)経過してしまうと、それ以上の水深に潜ろうが、深場からその水深域に戻ってきても痛みは出なかった。

なので、今回はさほど不快な思いで潜らなくて済んだけれど、次回のダイビングまでには治療しておかないと、折角のダイビング行を釣りかシュノーケリングに予定変更しなくてはならなくなる。それも嫌いではないけれど、やっぱり嫌なので早々に治しておこう。どなたか歯科の名医をご存じないか? ご存じでしたら是非、ご一報をm(_ _)m

今日、早朝6時30分に成田に着いた。
インドネシア・メナド空港からシンガポール・チャンギ国際空港を経由し、約16時間の移動だった。そのまま成田から会社へと向かい、ようやっと仕事が一息ついたところで書いている。

ただでさえ脂性のたちなのに、疲労から額には油汗が浮かんできている。今日はもう少しで仕事も完了できそうなので早く帰ってゆっくり休むとしよう。

私はこのような疲労が嫌いではない。むしろ仕事に集中できて、仕事が完了したときには清々しさを感じることもある。
しかし………。

やはり旅行が好きだった私の父は、旅行から帰り家に入るなり何時も「あ?、自分の家がやっぱり一番だ」と、必ずしみじみと言っていたものだ。
その度に私は「だったら行かなきゃいいじゃないか」と言っていた。それでも父は何処かに旅行するのだった。帰宅してまるで同じ台詞を言うために出かけているかのように。

私は未だかって、旅行から帰って自宅が一番だ、などと感じたことは一度もない。日本の食事が一番だとは何時も感じてはいるけれど。
“自宅”という日常があるからこそ旅が成り立つのは承知している。帰る場所が存在しなければ旅は移動という日常(自宅)になってしまう。
だから、本当は自宅が一番であることに間違いはない。

けれど私は家に帰るなり、今まで訪れていた土地が恋しくなる。写真や旅行道具の後片付けをするうちに「次は何処に行こうか」と夢想し始めるのだ。そして「明日からも頑張ろう!」と、仕事に対しても高揚した気持ちがフツフツと沸いてくるのだ。

私がCカードというダイビングのライセンスを取得した当時は、ダイブテーブルと呼ばれる体内残留窒素計算表を使用して、潜る度に最大深度と潜水時間から体内残留窒素量を計算し、地上での最低休息時間を割り出していた。
ところがダイブ・コンピュータと呼ばれるとても便利なものが登場して、その面倒な計算をせずにダイビングを楽しむことが出来るようになった。(今ではダイブテーブルの読み方を忘れた(~_~;) )

2年ほど前、私はそのダイブ・コンピュータ(ダイバーの間ではダイコン、と呼ばれる)を船上に忘れてエントリーしてしまった事がある。
とても不安なダイビングだった。バディがいるので彼に寄り添って潜っていればいいのだが、自分がいま何メートルの水深を潜っているのかが判らない。714b8083.jpg


今年の3月には、ハワイ島で今まで使用していたアポロ(写真右)のベルトが取れてしまった。ベルトが無ければ腕に巻き付けられず、手で持ってのダイビング。片手が使えず不便極まりない。まして私はカメラを持ってのダイビングなので、実質両手が不便なまま潜る羽目になる。

その先回のハワイ島からの帰途、機上で小型ダイコンらしきものを付けている人を見かけた。しかも退屈な機上で、そのダイコン(らしき時計)をのぞき込み、ダイビング・ログを記帳していたのだ。「あんなダイコン、欲しいな…」と思い、帰国後に調べたら、あった! スキューバプロというメーカーから売り出されていた。
調べてみると小型でしかもベルトをメタルは勿論、チタン、ゴム樹脂と付け替えることが出来てコンピュータに時間経過にともなう深度の記録を図表化することが出来るのだという。即断購入した。それが写真左のスキューバプロ『Xtender V3』。

本当だったら5月のG・Wデビューのはずだったのだが、生憎のトラブルで私と一緒に寝て過ごした。
明後日からメナドへ潜りに行く。こいつのデビューだ。古株のアポロも連れて行く。両方を装着して、集計ログデータの誤差を見るのも面白そうだ。

困ったときに相談できる信頼できる仲間はいったい何人いるだろうか? 
社会人になってから出会えた親友や信頼できる諸先輩もいるけれど、殆どが学生時代の出会いだ。
古くは中学時代から(何故か小学校時代の友人&親友はいない)大学まで、殆どの友人が学生時代の仲間だ。

先のブログにも書いたけれど、ガンで死んでしまったり、遠方に行ってしまったりと学生時代からの“親友”は激減している。

さて…、再度思い返してみよう。困ったときに相談できる、信じられる人間が何人いるだろうか? 10人もいない。確かにその10人に満たない友は、心から“親友”と言える友だ。けれど、その親友達とも何時かは別れがくるだろう。そうなるとつまるところ、最後の最後まで、自分が死ぬまで信じられるのは家族だけなのだろうと思う。

一昨々日、一昨日、昨日と3時間ほどしか寝ていない。先週のように涼しい日なら助かるのだが、今日のような真夏日は歩くとめまいがして、駅の階段などは危険極まりない。思わず手すりにしがみつき、周りから怪訝な眼差しを向けられたりする。

熱帯夜での寝苦しさは、氷枕を使ったり打ち水をしてしてから寝るなど工夫のしようもあるけれど、ときどき気温の問題ではなく不眠症になることがある。

心配事があるとか何か問題をかかえているとかではないのに、突然に取り留めのない思考が頭の中をグルグルと交差しはじめて寝付けなくなることがある。こうなると羊を数えようが酒をあおろうが、難解な本を読もうが睡魔はなかなかやって来てくれない。

そんな時は諦めて寝ようとしないことにしている。ところが「絶対に寝ないゾ!」とネットを覗いたり本を読んだりしていると、明け方近くに猛烈な睡魔が襲ってきて、結局、目覚ましが鳴り出す1?2時間前くらいに眠りに着く。
これが、辛い(*_*) このタイミングで起こされるのが最高に辛い…。

メラトニンなども試しては見たけれど、私にはあまり効かなかった。
サッカーをした日などは、カンマ数秒で気絶したように眠りにつくのだから、運動をするのが一番だとは判っているのだが、なかなか……。
要は適度な運動をして規則正しい生活を送る事が大切なのだ。 ………(~_~;)  やはり今の私には無理だ。


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